寅治郎トライのラジオブログ

   ~ All My Writing Is A Gas♪ Gas♪ Gas♪ ~

ラジオ日本「佐藤満春 in 休憩室」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

いや~緊張しねぇわ、ホントに緊張しねぇわ~(ガクブルガクブル)。

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佐藤満春 in 休憩室】
佐藤満春 in 休憩室』とは、お笑いコンビ・どきどきキャンプ佐藤満春さんがパーソナリティーをしているラジオ番組です。放送が深夜3時半のド深夜帯であり、しかも『トイレ』というワンテーマをフィーチャーした番組内容で、ディープ感、ニッチ感がカラーになっています。また芸人さんのド深夜ラジオだからといって、アクの強いオラオラした路線はとらず、佐藤さんの人柄もあってか、優しい語り口が特徴の聞き心地になっています。

【マルチ芸能力】
佐藤満春さんといえば、どきどきキャンプ、トイレ博士はもちろん、放送作家であったり、世紀末爆笑覇者ラオウであり、箱根コナキンズのベーシストであったり、サトミツ&ザ・トイレッツ主宰であり、お笑いコンビ・オードリーの公私に渡る精神的支柱であったりする方で、芸能界の裏方と表方を縦横無尽に『暗躍』する人としても知られています。一人舞台を作・演出するなどの芸能力も持ち合わせています。



トーク
私見を述べれば、現代のメディア芸能とは、ある意味の裏方力に帰依するように思います。例えば、顔がいい男性が素人時代にモテまくったという話があります。素人時代に桁違いのモテ方をしたら、それは『本人だけの才能』『本人だけの手柄だ』と言っていいと思います。が!ひとたびコンテンツの中で顔面が反響を得たとすれば、それは裏方力を経由したことになると思うのです。メイク、衣装、キャラ付け、売り戦略、各先行投資、メディア自体の発信力、事務所のマネジメント・・・etc。ましてや技術や理論が日進月歩の昨今、裏方力は年々洗練されているでしょうから、反響を因数分解すれば必ず裏方力がそこにあるはず。そう思える人には『佐藤満春 in 休憩室』の佐藤さんのトークは味わい深く響くのではないでしょうか。佐藤さんは、テレビ・ラジオ・出版・トイレの表方・裏方を体験しているので、トークの視点も複眼的で多岐に渡ります。
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岸学最新情報】
また『佐藤満春 in 休憩室』ではもう一人のどきどきキャンプ岸学さんの最新情報を聞くことができたりします。有名な『24』のコントなどではゴリゴリのキャラ・ボケを担っている岸さんですが、近年は岸さんの素、普段の『カッコつけ人間性』がフィーチャーされていますwその辺の岸さんの最新エピソードがトークネタになる週もありますwこれもある意味のマルチチャンネル時代・マルチ視点時代の恩恵かも?

たのしくて、う~んとタメになる!  せかいのトイレ

たのしくて、う~んとタメになる! せかいのトイレ

  • 作者:ERIKO
  • 発売日: 2019/11/14
  • メディア: 単行本
【了】



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「ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン! 」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

オープニング曲は『ラジオ感想文 IN THE U.K.』です。

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ドリアン助川のもう君はひとりじゃない】(『ジャンベルジャン!』の番組本)


ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!】
ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!』とは、かつてニッポン放送で放送されてたラジオ番組です。パーソナリティーはロックバンド『叫ぶ詩人の会の』のボーカル・ドリアン助川さんです。十代向けのテレフォン人生相談を主にした内容の番組でした。十代ですから、ライトなかわいらしい人生相談もありましたが、十代らしからぬヘヴィーな相談もかなりあったのを記憶しています。番組は土曜の夜「さあ、夜更かしするぞ!」という時間帯であったため、若かった私もよく聞いていました。おそらく学校や親からちょっとだけ自由になれる時間帯に、学校や親とかとは違う立場のドリアン助川さんの物言いが心地よかったんだと思います。

【10代】
現代の若さを考察するに、大体の10代なんて自意識過剰で、親や社会を利用させてもらえないと生きていけないけくせに、親や社会にやたら反抗的だったり、偉そうだったり、文句ばかり言ってたりします。他者への配慮や客観がなく、いつも『自分自分』。小さいことでも不遇ヅラし、小さなことでもヒーローヅラをする。それがおおむねの平均的若者像。10代の苦悩は多くが自意識過剰が原因という理解もできます。辛口と言われるかも知れませんが私も大体そのうような認識です。しかし!それとは別に、確実に10代にも不幸が存在すると思っています。『ジャンベルジャン』内でのヘヴィーな相談内容がそうで、家や学校の中ではその不幸は見え辛かったりします。そんな中、ある意味このラジオ番組は10代の不幸を可視化する装置になっていたとも言えます。

【地方の講演会】
番組が放送中、ドリアン助川さんが私の住んでいた地方の、私の生活圏の隣の隣の地域に講演に来るなんてことがありました。私は高校生で、学校帰りに友達とその講演会に行きました。帰りはいつもよりだいぶ遅い時間の電車に乗ったのでドキドキしたのを覚えています。講演のお客さんで「今日この地域に来てくれたことをラジオで触れてくれ!」とリクエストした人がいて、私は「ずうずうしい奴め!」と思っていたのですが、ドリアンさんは懐が深くラジオで軽く触れてくれました。いい思い出です。

【飛行船】
なんかの折にドリアンさんが番組中「ラジオメディアに出てるのに自分らの曲は売れない」と冗談まじりに嘆いていたことがあったのですが、実は私はCDを買っていました。エンディングテーマ?(記憶曖昧)の『飛行船』は今でも名曲だと思っています。
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ドリアン助川のもう君はひとりじゃない

ドリアン助川のもう君はひとりじゃない

  • 発売日: 1996/12/01
  • メディア: 単行本
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「四千頭身のオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文を畳みかけます!

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四千頭身オールナイトニッポンZERO】
この番組は2018年04月から2019年03月まで放送されていたラジオ番組です。お笑いトリオ四千頭身の3人がパーソナリティを務めました。私はそれまでトリオのラジオ番組は聞いたことが無かったので、3人のトークだと結構ガチャガチャするのかなぁなどと思っていたのですが、3人とも人柄がオラオラしている風ではないので、心配は杞憂でした。四千頭身は結成年数も短く、お三方の社会的な年齢も若いということで、ラジオの雰囲気が「アクの強い芸人ラジオ」という感じにはならず「芸能界に染まり過ぎてない時代の童貞・音楽・女の子・中野なかるてぃん、などに支えられた爽やかな青春感のあるラジオ」だったと思います。

【ホリケン回】

私の好きな放送回に、2018年12月13日放送の堀内健さん登場回があります。私自身「ネプチューン堀内健とビビる大木のオールナイトニッポン」が大好きだったので、同じナベプロの後輩の四千頭身のラジオに、先輩格としてゲスト出演するホリケンさんの姿に隔世の感を感じてしまいました。ANNでペロ-1をやっていた頃が懐かしく思い出されましたね。ホリケンさんの漫才論コント論に言及したトークもレアでした。

【岡村さんとのバトル】

また前番組のANN1部を担当する岡村さんとのバトルも楽しかったです。岡村さんの後藤さんがキライ設定で何週か遊び、互いに番組に乱入し合う「生放送」と「オールナイトニッポン」の恵みを最大に活かして若さとレジェンドがやり合う姿はラジオ感ダダ漏れで印象的でした。
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【一夜限定復活】
2020年07月25日のオールナイトニッポンZEROにて『四千頭身のANNZ』は一夜限定の復活を果たしました。時間帯的には『オードリーのANN』の直後だったし、都築さんと石橋さん共に『オードリーのANN』のリスナーだそうで、意気込充分のようでしたがその日に限って『オードリーANN』は録音回でオードリーと四千頭身の絡みはありませんでした。しかし以前2020年01月11日の『オードリーANN』にて春日さんは、都築さんをメインにしたフリートークを披露するなどしていましたから、今後の共演の芽はあるんではないでしょうか?知らんけど。

【お笑い第7世代】
四千頭身オールナイトニッポンZEROの在任期間中にあった2018年のKOCやM-1では、ハナコ霜降り明星という若い世代が優勝したためか、2019年には「お笑い第7世代」という言葉が知れ渡るようになりました。四千頭身も「お笑い第7世代」に属するそうです。ラジオは先に四千頭身が全国区の「ANNZERO」をやっていましたから、お笑い史を振り返った時、つまり2018年は「お笑い第7世代」の起点の年になったと言えるのではないでしょうか。私自身は「お笑い第7世代」より上のオールドラジオファンで、世代の定義付けに触発されてハガキ職人癖が発動してしまい、「四千頭身のANNZERO」へネタ投稿してみた所、ありがたく呼んでいただけたので、なんか若い気になれました。ガンダムっ!

【了】


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「アインシュタインのヒラメキラジオ」&「TENGA茶屋」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

こんちゃかぱーん。文章のセンス無いモン、デーモン!
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アインシュタインのヒラメキラジオ】
この番組は2017年04月から2018年09月の間、KBS京都で放送されていたお笑いコンビ・アインシュタインをメインに、アシスタントに中島静香氏が参加したラジオ番組です。早い時間帯ということもあり、エログロは抑えられ、広い世代層が明るく楽しく笑える、アインシュタインの劇場のワーキャー人気を追い風にした風な、そんなラジオ番組でした。

TENGA茶屋】
アインシュタインといえばラジオ界隈において、ケンドーコバヤシ氏のFM OH!「TENGA茶屋」のアシスタント出演が有名です。深夜ティックにドライヴされたケンドーコバヤシ氏の情け容赦ない異常過剰な妄想暴走を、受け、いなし、ツッこむ役を2013年04月から2020年03月まで担っていました。また2015年04月のセクシー女優・紗倉まな氏のレギュラー加入後も、ケンコバ氏、紗倉まな氏の間を見事に立ち回り、出過ぎず出なさ過ぎず、変化に対応しつつも存在感を前進させて、ついにはリスナーによる「ギャルのカリスマ」「兄貴ヅラ」「首締めセ×クス」「河井語録」「ゆず勃ち♂」「ヘコヘコ美魔女・河井」「アゴ」「ファン食い」「ク×トリスわかんない」「第7世代ありがとうな」などの愛されイジリが止まらぬ状態にまでなりました。

【ヒラメキラジオ】
そして「TENGA茶屋」での愛されは「ヒラメキラジオ」にも発揮され「ヒラメキラジオ」初期には「TENGA茶屋」好きと思われるリスナーからの、冠ラジオへのご祝儀が如くのメール投稿&ネタ投稿がかなり見受けられました。リスナーの「ケンコバ氏がいなくとも、局が違っても、深夜ラジオじゃなく夕方ラジオでも、アイシュタインなら駆けつける」感がなんとも眩しく「ラジオリスナーの遊び心・ラジオの絆、素敵やん」と思わせてくれました。かくいう私もネタ投稿し読んでいただけのでありました。

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(ありがとうございます!)

M-1 2020】
ラジオのアインシュタインはもちろんとてもいいのですが、アインシュタインの核はやはり漫才。2019年からの二人は、中央のお笑いテレビ番組に多数出演するなど、平場の「人」なども適度に知れ渡って来ていて、アインシュタインの漫才が広く受け入れられる土壌が整ってきているのではないかなと思われます。M1で決勝に行った暁にはゴールデンで「デスメタルver.顔捨てたろかッ!」をキメて欲しいなぁ、なんて思ったりしています。
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井口裕香・東京ホテイソン「 RADIO UNO ZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ知識をzeroからunoにするラジオ感想文です。

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【RADIO UNO ZERO】
この番組は2019年04月から、現在も放送されているラジオ番組です。声優の井口裕香さんとお笑いコンビ・東京ホテイソンがパーソナリティを務めております。声優さんと芸人さんの組み合わせというのは珍しいそうですが、お笑い好きの私は特に違和感無く楽しんでおります。恋愛モノでなくとも、女と男がやり取りする芸事には何かしらの色気が発生することがあり、それが人を引き付ける磁場になると私は平素思っています。「RADIO UNO ZERO」の場合、井口さんの声は聞き安くかわいらしいし、そこに芸人のノリが嵌まって、掛け合いに色気が出て、聞き心地の良い雰囲気になっているのではないかと思ったりしています。

【どDEEPなテーマ】
また、私が「RADIO UNO ZERO」を懇意にしているのは、時にキッチュ臭溢れる珍品感だだ漏れのテーマを設定してくれるからでもあります。基本カルチャーを紹介する趣旨の番組ですが(にしても!)落ちてる片手袋、珍スポット、フリーペーパーの世界、消波ブロック、ヘボコン、ラジオ(文化放送以外)、空想地図マニアの世界、ラジオライフ特集、ショウゴの筋肉珍世界、などテーマ設定がマニアックな時があり、好奇心脳をぐりんぐりんに刺激させてくれます。結構な英断の回もあるんじゃないかなと思います。
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東京ホテイソン
私がちゃんと東京ホテイソンを認識したのは今から遡る2018年08月27日にLFで放送された、お笑いラジオスターウィーク内での「東京ホテイソンのオールナイトニ(ス)ッポンZERO」でした。それまで備中神楽ツッコミをやる芸人さんが居ると噂で聞いていたのですが、その時噂と認識が一致したのです。「東京ホテイソンのANNZERO」は私的に好きな掛け合いが多くお二人に好印象を抱きました。そして好印象を持ったまま時は流れ2019年04月の改変でスタートする新番組を漁っている所「RADIO Uno ZERO」に辿り着いたのでした。

【お笑い第7世代とラジオと人間の出口】
2019年にお笑い第7世代という言葉が飛び交いました。そして2019年までにラジオ界隈ではお笑い第7世代と目される東京ホテイソン霜降り明星四千頭身空気階段などが老舗ラジオ局で冠番組を持つなどの動きがありました。「RADIO UNO ZERO」もその一翼。偶然なのか必然なのか、計ったか計らずか、ラジオ界の地殻変動か天変地異か、人間の出口的なオカルト解釈ができないかなと興味深く見ております。

井口裕香1st写真集「Le chouchou」 (TOKYO NEWS MOOK)

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  • 発売日: 2012/07/11
  • メディア: ムック

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「おぎやはぎのクルマびいき」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

いや~ラジオ感想文って、本当にいいもんですねぇ。
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おぎやはぎのクルマびいき】
この番組はTBSラジオ「土曜ワイドナイツのチャキチャキ大放送」の番組内の番組です。TOYOTAスポンサーでお昼の12時10分頃からスタートし、時間にして12、3分間の番組です。毎週クルマ関連のワンテーマで軽くトークした後、TOYOTAのお知らせ&告知をする、という構成になっております。TBSラジオでおぎはやぎと言えば「木曜JUNKおぎやはぎのメガネびいき」を想起される方も多いと思いますが「クルマびいき」も「メガネびいき」同様、庶民無視・貴族視点のセレブトークが番組のカラーになっています。なので「メガネびいき」リスナーなら違和感なく聞くことができると思います。クラウド配信もやっています。

【コンパクトSUV車で冒険を】

ここからは車に対する私の個人的意見を語っていきます。ここ何年もの間SUV車が流行っているようですね。TOYOTA絡みで見れば2019年、RAV4が復活しカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなどの動きがありました。SUV車といえば「アクティブに動こう!」「SUVで海や山に行こう!」「非日常の冒険を楽しもう!」的なCMが盛んです。そして大体その手のSUV車は、タイヤデカめで車体大きめだったりします。また冒険を求めて海や山に行くとは『普段行ったことのない所に積極的に行こう』とする試みを概ね指しているんだろうと思います。しかし私は『冒険には実は、小型・コンパクトSUV車が向いている』と思うのです。実は私自身ちょいちょい車で山に行く遊びを通年的にやっている者なのですが、山は、ちゃんと道がキレイに舗装されてないとか、柵も無く・道幅が狭く・下が軽い崖、などの箇所がよくあります。『冒険』とは原理的に『普段から熟知した道を車で走る』とは違う行為でしょうから、道によってはデカSUV車は『冒険』の妨げになったりするのではないかと思っていたりしているのです。雪道などではそれはより顕著にもなりましょう。そこで私は、アクシデント&不測の道路環境に対応し安い小型・コンパクトSUV車こそが『冒険』に適しているという思いを持つに至ったのです。「冒険するのに何を弱気な!」と言う意見もあるでしょうが、山に限って言えば、急では無い道路の斜度や、慣れた狭道でも、気を抜いた運転をしていると対向車に接近し過ぎたり、タイヤが道外にはみ出たりします。山はそれ自体が人間に恵みを与え『冒険』を与えてくれる存在ですが、一瞬で人間の脅威になる存在でもあります。山や自然のリスクヘッジに、小型コンパクトSuv車はオススメかと思います。


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「ランパンプスのオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文は土色です。

ランパンプスオールナイトニッポンZERO】
この番組は2017年04月から2018年03月から放送されていたお笑いコンビ・ランパンプスがパーソナリティのラジオ番組です。失礼ながらこのラジオ番組が始まるまで私はお二人のことを全く知りませんでした。しかしそんなNO予備知識でラジオを聞かせていただいた所、結構私の好きな掛け合いをするお二人で、すぐに好印象を抱かせてもらいました。
 初回からイケメン気取り&アイドル気取りの芸人グループ「JUNK∞TION」の珍曲「メッコリーサ」を持ち出し、リスナーに叩かせ代を自ら提供したり、フリートーク作りにも積極的だし、寺内さんのスケベを立たせるために小林さんは引いて見せる、などの計算もできる。「行きますよ!行きます!」「寺内の似合うマグカップの色はベージュ」「顔が勃起してる」などの定番ノリやパワーワードも巧みに作り出したりしていたので、吉本のアイドル芸人シーンに全く詳しくない地方民の私でしたが、何の偏見も無く「ラジオができるお二人なんではないか」と思ったのです。

【家庭的保育の基本と実戦 第二版回】
私が好きな回を上げていきます。2017年07月10日に放送された、その日のラジオ放送終了後、朝から保育絡みの仕事で受けなければならない研修があり、それに必要な教科書を買い忘れていた小林さんがリスナーに助けを求める回です。マジで困っている小林さんを、リスナーがメールでガンガンにもてあそび、おちょくるやり取りが最高に笑えました。最初は低姿勢だった小林さんでしたが番組が進むに連れ態度を豹変させて、リスナーにどんどんトゲトゲしくなる感じなど、焦燥感とリアル感とライヴ感と人間の本音が入り乱れた、緊張感のあるスリリングな内容がすげぇツボでした。ラジオの生放送という要素が上手く嵌まった傑作回でした。




【ラジオ桃鉄
また2017年09月11日、2018年02月26日に放送されたリスナー宅に泊まりに行くラジオ桃鉄企画なども特筆すべきかなと思います。「リスナーがネタを送りパーソナリティが読む」という従来のラジオのフォーマットからもう一歩踏み込んで「リスナーと寝食を共にし観光地を回る」という感じは近年あまりなかった切り口で新鮮でした。行動を共にするリスナーとも初対面なので、手探り感、アナログ感が味になってるし、泊まり旅ということでフリートークにもなる、結構ラジオラジオしてた企画だったと思うのです。

【了】



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「ナインティナインのオールナイトニッポン」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

俺はラジオをバカにする奴を下に見ている!

ナインティナインのオールナイトニッポン
言わずと知れたオールナイトニッポン、もはや伝説の感すらある。そして後継番組の『ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン』は深夜ラジオの生き字引のようなに存在になっております。学生の頃ふと深夜帯にラジオをつければやっていたオールナイトニッポンが、今も同じパーソナリティで同じ時間帯に継続しているというのはラジオ史的にレアなんだと思います。個人史的にいえば、フリートーク型のお笑いラジオ、深夜ラジオの面白さを知る原体験にもなった思い出深くて大切なラジオ番組です。またネットなどではハガキ職人のレヴェルが高いという評判に必ず上がる番組でもあります。

【ネタ投稿の思い出】
わたしは一度だけネタハガキを読んで貰ったことがあります。わたし自身ハガキ職人活動を始めた頃にはメール時代でしたので「ナイナイさんのANN面白いけど、ハガキを書くのは億劫だなぁ」と思っていて、ネタを送ることは無く、もっぱら聞くばかりでした。しかし20××年のある日、何か無性にハガキを書いて送りたい衝動に駆り立てられて、ネタハガキを手書きで作成し送ってみた所、ありがたく読んでいただけました。




【ア●ルバイブは?】
それまで他番組でメールを読んで貰える経験はあったのですが、ハガキを読まれたのは生まれて初めての経験で、つい数日前まで自分の家にあったハガキがニッポン放送にまで届き、岡村さんの手に渡り、見て貰えた、ということに言い知れぬ感慨を覚えました。メールでも十分嬉しいのですが、ハガキにはハガキの、メールとは別の感覚が存在すると知りました。因みに読まれたネタハガキは備忘のため事前に写真に撮っていました。今でもその備忘の写真を見る度に、自分の書いたキレイではない字がちゃんと届き、声に出して読んでもらえたことに畏れ、面映ゆい気持ちで一杯になります。また、読まれたネタはア●ルバイブのネタでした。ア●ルバイブは、はしたないスケベの道具ではなかった!リスナーとパーソナリティを繋ぐ夢のツールだったのです!

(ノベルティです。)

 実は、その後もネタハガキを送ったのですが、上記のたった一度の採用以来全く読まれることはなく、世に言う「ナインティナインANNのハガキ職人のレヴェルの高さ」に打ちのめされるのでした。そしてそうこうしている間に第1期「ナインティナインのANN」は終了します。たった一度だけですが、レジェンド番組でネタ投稿が読まれたことがとても良い思い出として、今でも私の中で燦然と輝いております。
 近年またお二人で『ナインティナインのオールナイトニッポン』がスタートしました。録音中心で以前とは違うテイストにも挑んでおられるようです。

【了】



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「根本宗子と長井短のオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文書いてごめんちょ。
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【根本宗子と長井短オールナイトニッポンZERO】
このラジオ番組は2018年04月から2019年03月まで放送されていました。パーソナリティは劇作家の根本宗子さんと演劇モデルの長井短さんです。ディズニー、整形、童貞リスナードッキリ、大麻、北島兄弟・・・女性だからといって臆することなく、深夜ラジオらしく言いたい放題の大放言で、今現在の興味やフェチを衝動的に取り上げる真夜中のガールズトークが印象的な番組でした。

【重たい話】
特に私が好きだったのは、リスナー近辺の重たくへヴィーなエピソードを明るい曲に乗せて読み上げるコーナー「重たい話」でした。 エピソードがシリアスで、犯罪絡みのけっこうヤバメのものでも、BGMが底抜けに明るいと信じられないくらいバカっぽく聞こえて、おちょくってる感満載で、個人的には最高に笑えました。かつて80年代の「ビ×トた×しのANN」では、当時の凶悪犯罪者の名前を連呼したり、当時の珍興宗教の指導者の名前を叫んだりしていても、若者が熱狂したと聞きますから、人は時にエッヂな笑いを求めたりするんだと思われます。「重たい話」は、現代の『視聴者・聴衆者のリテラシーに賭けるよりは、先んじてコンプライアンス・モラル重視』という世相を飛び越えた、まさにエッヂな笑いで、近年の深夜ラジオではなかなか無い構造と雰囲気を持ったコーナーだったんじゃないかなと思っています。なので「重たい話」をやってくれたことにはマジ感謝。なんだかんだ言って、キワキワの笑いは面白いってことが再確認できました!

【MijikaのMijiメロディ】
また「MijikaのMiji メロディ」もあまりない画期的コーナーだったんじゃないかなと思っています。既存の曲の替え歌のコーナーやリクエストはよくあるけど、自分で作ったメロディで詞を毎週募るスタイルは珍しい感じがしました。スキャットを挟んだり転調したりハッキリ返事しなかったりと、Mijikaの芸も細かくておもろかったです。ベストは2018年11月19日放送の、ゾフィー上田氏、ラヴレターズ塚本氏、踏んでもいい男・岡野陽一氏のゲスト回で、お三方の「デュワ!デュワ!」の合いの手がかなりツボでした。

【ラジオ感】
他にもスペシャルウィーク公式ソングを設定したり、番組終了告知回でダダをこねるなど、過去に無い新しい試みや仕掛けがけっこうあったように思います。芸人ノリが過ぎるコテコテの深夜ラジオとはちょっと違う、でもちゃんとしたラジオ感があって、ちゃんと面白い稀有な番組だったと私は思うのです。

anan (アンアン)2017/10/4[開運のルール]

anan (アンアン)2017/10/4[開運のルール]

  • 発売日: 2017/09/27
  • メディア: 雑誌
【了】


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「朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

aikoに似てる」と言われたことあるよ。

朝井リョウ加藤千恵オールナイトニッポンZERO】
このラジオ番組は2015年04月から2016年3月まで放送されていて、歌人・小説家の加藤千恵さん、朝井リョウさんがパーソナリティをやっておられました。笹井さん、加藤さんは、共にお笑い好き、ラジオ好きで、芸人さんのラジオも良く聞いているそうで、加藤さんは学生の頃から「船守さちこスーパーランキング」、朝井は「バカリズムのANNG」などに投書していて、ラジオの「聞く・送る」の文化を通過しているお二人でした。またスタッフ陣も、舟崎彩乃氏、宗岡芳樹氏(現在ハライチ担当)、奥田泰氏、関口勇斗氏(現・チェひろし)など、前任のラブレターズの溜口氏に「(当時の)ニッポン放送内で最強布陣」と言わしめた方々で固められていて、様々なバックグラウンド、磁場、周波数が交錯した運命の構造を持ったラジオ番組なのです。

トーク
加藤さん朝井さんは共に「オードリーのANN」のヘヴィー・リトル・トゥースであったためか、ANNZ内において、毎週各人が長尺のフリートークをするというストロングスタイルを継承し実践していました。そもそも『深夜ラジオ』を知っているお二人ですし、普段は文芸をやっておられますから言葉選びも巧みで、番組スタートからトークの視点・内容ともに流暢な感じがありました。そして2015年12月18日の放送でリスナーから「二人はつき合い始めた!」との疑惑の目を向けられたりするのですが、実は私も、実際交際しているのかまではわかりませんが、お二人のトークの掛け合いに妙な色気を感じていたのです。色気の正体は、同じラジオ好きだったからか、同じ作家業をやっているからなのか、普段から仲がいいからなのか、女と男だったからかは判然としませんが、艶やかな何かがそこにあったと、今でも私は思っています。別に交際しているとかじゃなくとも、女と男の所作は時に、周辺の人間をザワつかせる何かしらのケミストリーを提供してくれるモノですなぁ。




【みんな集まれぇッ!旭川ッショイSP】
私が「朝井漁と加藤千恵のANN-ZERO」で一番好きなのは2015年06月12日放送の「みんな集まれぇッ!旭川ッショイSP」です。私はラジオ好きになってから10年くらい経ちますが「みんな集まれェッ!旭川ッショイSP」はラジオ史上3本の指に入るトンデモ面白大放送だと思っています。

加藤
流行語大賞獲るよアタシは。流行語大賞採るよ。流行語大賞獲りますよアタシハ。『おなか減りマンジャロ~♪』

加藤
「宮迫と不倫してぇ~」

加藤
「プレゼントのないサンタなんてお前、図書館の、本の無い図書館じゃねーか!」

加藤
「サンタ出せや、サンタ!プレゼント出せや!」

加藤
「全国の受験生の皆シャン、みなフハハハハハハッ」

加藤さんの新進気鋭の名言メイカー、パワーワードイカーっぷりが瑞々しい感性で炸裂しています。

【www】
そして両さんにはいつか「ハライチのターン」に出演してもらって「ラジオのトークのは入り方とは何なのか?」を存分に語り合って欲しいですね。ラジオファンの夢をどうか叶えて欲しいw

【了】


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「ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポン」&「村本論」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

よろしくお願いします♪みるきぃラッキィ♪

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【村本論】
この本はお笑いコンビウーマンラッシュアワー村本大輔さんの著作です。売れっ子になる以前どういう思いで芸人活動をしていたか、どういう視点でモノを見てきたかなど、ご自分の思想心情や野心などを唯我独尊体で語っておられます。芸人さんらしい闇視点、クズ視点からのモノ言いに溢れていますが、読んでいくうちに不思議と正論にも思えくるのは、創作漫才という言論空間で、日々自らを律し格闘し磨いてきた言語感覚の面目躍如といった所でしょうか。

【漫才】
世間的にウーマンラッシュアワーはTHE・MANZAI・2011・2012で全国区的な躍進を得た感がある風に思います。特に村本さんは漫才に並々ならぬ思いがあるようで、型を嫌い、革新的なアイデアをどんどん取り入れていくスタイルが奏効し、THE・MANZAI・2013優勝時には、本人の独善ゲスキャラも相まって「漫才一本で天下取った然」とした態度はすげぇ嵌まって見えました。

【ラジオ】
2013・THE・MANZAIに優勝した前後のウーマンラッシュアワー絡みのラジオには、

ウーマンラッシュアワーANN/単発」
ウーマンラッシュアワーのANNZERO」
ウーマンラッシュアワー村本大輔のANN」

などがあります。ゲスト稼働には

ナインティナイン岡村隆史のANN」
「不毛な議論・クズ三銃士SP」

などがありました。ラジオでの村本さんの独善毒舌は激しく、相方をくさし、リスナーをくさし、スタッフをくさし、先輩をくさし、後輩をくさし、同期をくさし、世の中をくさす、近年稀にみる唯我独尊度が相当に高いラジオでした。個人的には、リスナーを小馬鹿にしコーナーを否定し、全編ほぼトーク中心で番組をやっていくスタンスにはけっこうな衝撃を受けました。リスナーを挑発するとは随分な曲芸だなとは思いましたが「俺様・大暴れ」の立場を面白おかしくはやれている風に聞こえていたので、私は「さもありなん」と思っていました。しかし苛烈が過ぎるモノにはアレルギーが付き物。とんでもない瞬間最大風速的なインパクトの疾走感と引き換えに、「中川パラダイス改名失敗」「中川パラダイス・マ×コ発言」「不可解な1時3時終了」「ミルキーしげお」などの様々なハレーションと謎を残し、ウーマンラッシュアワー絡みのオールナイトニッポンは終了を告げました。唯一無二臭があっただけに残念です。

唯一無二といえば中川パラダイスさんも、前述の「マ×コ発言」や、2015年12月19日のオードリーのANNスペシャルウィークのゲストに決定していながらも(若林さんの急病欠席という側面もありますが)、2週前に姿を現したり、「不毛な議論」ではクロちゃんのハゲ頭を舐めるなど、ラジオ史に残る奇行をやってのけました。

放送局が許容できぬ何かに触れ捲る星を持ったお二人だったのでしょうが、真夜中のハラハラ感はフり切れていて最高でした。これぞ深夜ラヂヲッ!と私は思うのでした。

【了】


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佐藤優「私のマルクス」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

読書感想文の内在的論理、掴んじゃうよ。
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【私のマルクス
この本は、作家佐藤優さんの高校時代、大学時代、大学院時代のあれこれが自伝的に書かれている本です。当時の影響を受けた思想、哲学、神学など興味の変遷を紹介しつつ、様々な先生方との交流などが魅力的に描かれています。まあまず読んで思うのは、とんでもない早熟な脳ミソ!ということです。ご出身の埼玉の浦和高校は頭の良さで有名ですが、にしても高校生にして哲学書思想書など読んだり社会運動やったり、若くしてなかなか凄い脳ミソ持って世の中見てたなんてすげぇと思いました。それでいて「盲目的な偏差値追及型の同級生とはソリが合わなかった」と振り返ってますから、この斜めの知性、むちゃカッコいいすね。ご自分の原点と仰る東欧旅行中のエピソードも高校一年生にしては、立ち振舞いがいちいち聡明過ぎて、キュン死レベルのエピソードがいっぱいです。

【先生】
佐藤さんの早熟っぷりも素晴らしいですが、佐藤さんが関わった先生方との交流もまた、麗しゅう読み所となっております。そもそも学校や先生ってのは知的な存在であるわけですから、学生自身が知性を磨いてぶつかっていけば、学校や先生から一歩踏み込んだ宝物のような視点や知恵を授けて貰えるんだなぁ、と今更ながら思いました。それはある意味での「共鳴」で、師弟の「共鳴」こそ学舎(まなびや)の意義で、真の姿なんですねぇ。学生自ら鳴らなければ、先生だって鳴らない。"大"学などと言ってはいるが名ばかりで、私個人の学生時代を思い返せば、上意下達の表層の知識伝達ばかりで、佐藤さんに比べたら、知的にとんでもなくしょっぱいダサ学生だったんだなと、反省しきりです。

【神学部】
また大学時代・大学院時代の佐藤優さんは、神学という一般人から見ると、多分に形而上学的に見える学問に取り組んでこられて、その様子が本に記されています。「××部ならば就職に有利だ」「潰しが効く」だ、などの思想は取らず、内なる知的フェチズムと知的問題意識に従って神学にはげむ姿や、暴力の伴う学生運動の荒い現場もくぐり抜けた気概、胆力などの描写は、この本の白眉たる箇所だと思います。そりゃこんだけ知に誠実ならゴルバチョフ生きてるの見抜くわ!と納得しました。

【わんばんこ?】
ニッポン放送「ザ・フォーカス」2019年12月12日の放送で、番宣に来た笑福亭鶴光氏とのやりとりで、佐藤さんが学生時代「笑福亭鶴光オールナイトニッポン」を聞いていたというトークをされていました。学生時代から難しい本を読んでいて、オールナイトニッポンのようなポップカルチャーはお好きでは無いんだろうなぁ、と勝手に想像していました所、なんとまさかの佐藤さんの口から「わんばんこ!」発言も飛び出し、ラジオ好きの私には歓喜の放送になりました。

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私のマルクス (文春文庫)

私のマルクス (文春文庫)

  • 作者:佐藤 優
  • 発売日: 2010/11/10
  • メディア: 文庫
【了】



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「相席スタートの密会Midnight」&「ちょうどいいブスのススメ」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

読書感想文よろしいですか?どうぞ。

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【ちょうどいいブスのススメ】
この本はお笑いコンビ・相席スタートの山崎ケイさんの著作です。自ら「ちょうどいいブス」というアイデンティティを獲得することで、自分が美人側ではないと自覚した女性側の視点に立ち、心の在り方、恋愛論生存戦略、人生論を語っている内容になっております。

本を読んで感じたのは、ブスとは宿命的に知性を身に付け安い立ち位置にいるんだな、ということです。男と美人の中間で疑問を持ち、不満を持ち、傷付き、男や美人へ何かしらの対応を迫られるブスは、必然、中間的な立場で思考せざるを得ません。「男」をハックし、「美人」をハックし、「完璧なブスとは認めたくない自分」と戦い、「傲慢な勘違いブス」にもなれず、その間で引き裂かれそうになりつつ磨いた知性、それにお笑いのエッセンスを足して象徴させたのが「ちょうどいいブス」というワードセンスなんだと思いました。本中随所にある、ブスの知性で探った男の深層心理への肉迫はとてもリアルでした。故に「ジョセフ・ジョースター!きさま!見ているなッ!」の心地を覚えました。

相席スタートの密会Midnight】
こちらは2019年10月~2020年9月まで文化放送にて放送されていたラジオ番組です。私は過去に相席スタートがコンビ、または各人で出演した、

相席スタートオールナイトニッポンR
相席スタートオールナイトニッポンZERO」
爆笑問題カーボーイ/2017・06・13」
爆笑問題カーボーイ/2019・02・26」
「根本宗子と長井短オールナイトニッポンZERO」
「ライオンズナイターSP相席スタートの生でヤる!ラジオ」
「ナイツ・ザ・ラジオショー/2020・09・29」

などを聞いていてラジオでのお二人に好感を持っていたので、レギュラー番組がスタートすると聞いてとても嬉しくなりました。私見ですが、お二人の掛け合いは他ではあまり無いように思うのです。(違ってたらごめんなさい)お笑いコンビは概ね、芸歴の年次での先輩・後輩の関係であっても、コンビ活動をしていくと感覚が対等になっていって、掛け合いが「お前・バカヤロー・コノヤロー」調になることが多いようですが、相席スタートは男女の先輩後輩の優しい距離感が保たれていて、なんとも可愛らしいのです。先輩面でオラオラし過ぎず、後輩は先輩を立てる風で、お互い適度にジェントルな感じが掛け合いの雰囲気になっているように感じました。そんな新風の深夜ラジオを「密会Midnight」は聞かせてくれるのです。

【了】



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「菊地成孔の粋な夜電波」フリートークのビーバッパー

どうも寅治郎トライです。

夜電波だけコンニチハ、そして終了よサラバ。


菊地成孔の粋な夜電波/シーズン1~5 大震災と歌舞伎町篇】
この本はTBSラジオで放送されていた「菊地成孔の粋な夜電波」の番組内でのトークやコントやあれこれを纏めた本です。私が夜電波を聞き始めたのは2015年あたりからですので、夜電波リスナーとしては後発な方です。後発が故に本を読ませていただくことになりました。

【フリートーク
夜電波を聞き始める以前、私は長くお笑い芸人さんのラジオを愛聴してきたので、菊地さんのフリートークにはかなり衝撃を受けました。菊地さんは博学で、フリートーク中に様々なジャンルの話題・体験談が縦横無尽に飛び交っていたからです。

jazz理論、jazz史、ロック史、ポップス史、ヒップホップ史、ソウル史、Kポップ、基礎楽理、心理学、政治、社会学、お笑い、プロレス、格闘技、海外情勢、海外文化、ファミレス、飲食店、アンダーグラウンド文化、アウトロー文化、歌舞伎町住人の人間観察、整体、銚子の原風景・・・etc。

また話題が広く、知識豊富だからといって、嫌味な知識披露に堕することはなく、話題は硬軟自在で聞き心地はどこを切り取っても面白おかしくて、フリートークは全編、惚れ惚れする諧謔性に溢れたモノとなっております。「もはや話芸とカテゴライズしてもいいのでは?」と個人的に思います。

お笑い芸人さんのフリートークが『明るく楽しい陽気なダンスミュージックであるスイング』とするならば、菊地さんのフリートークは『テクニカルなソロが売りだけどドラマチックな展開も忘れないビーバップの名曲』のような感じです。ジャズミュージシャンだけに。

【口上】
夜電波では、しばしば口上と呼ばれる音楽に乗せての語り・朗読があります。口上に置ける文章の内容は恐らく、菊地さんがそれまで体験したことやその時々の思いを中心に練られているようです。音楽の力なのか、菊地さんの読みの力なのか、お笑いの芸人さんのラジオに慣れた私には、この口上がとてもシャレて聞こえたもので夜電波好きになった一因です。口上の言葉選びは、ロマンティークにしてエロティークで、唯一無二感があります。




【ステッカー】
とまあ菊地さん曰く「私はジャズ屋」と自称しておられますが、ラジオでは構成作家を置かず自ら台本を手掛けたり、文章の著作も多数。私自身、フリートークや口上などの菊地さんの文才・ワードセンス方面に感銘を受けた側面があったものですから、「畜生の浅ましさ」の如く、お笑い芸人さん寄りのハガキ職人染みたことをやっている癖が発動し、夜電波に私なりの言葉選びを駆使しメールなどをしたためてお送りしてみた所、有難くステッカーを頂戴するに至りました。

【音楽】
お恥ずかながら、実は私は知ってる音楽がJpopを中心に、洋楽だったら有名な英米のロックくらいなものでしたから、番組を聞き始めた当初は、夜電波内のハイセンスで好事家も唸る選曲に難しく感じることもありました。しかし番組中の菊地さんのトークやコントや様々な仕掛けを通すと、難しく思えていた楽曲達が不思議に魅力的に聞こえるようになっていました。その感覚はまるで魔法。音楽とラジオ番組の理想の相関関係。いつかまた番組が復活する日をシャンパンのオン・ザ・ロックを飲みながら向かえたいなと思っていたりしています。ウイスキーミルクも忘れずに。

【了】



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RNCラジオ「Jimmie Soul Radio」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

メロウ&グルーヴィなラジオ感想文をどうぞ!


【Jimmie Soul Radio】
この番組は香川のRNCから放送されているソウル楽曲を中心にお送りするラジオ番組です。DJのジミーソウルさんがパーソナリティーを務めています。ジミーさん自身が香川県在住のDJということでゲストには、中央とは違った切り口で音楽活動、メディア活動、インディーズ活動をされている方々が出演されることが多く「脱中央感」がラジオの雰囲気になっています。かといって中央を目の敵にするわけではなく、軸足を地方に置きつつ、地方だからといって活動を諦めず、偉大なソウル楽曲へのマナーとリスペクトを持ちながらも、ボーダーレスにジャンルレスであることを遊ぶ、そんなギラギラしていないゆるりとした柔らかなトーンで番組は満たされています。更にそこにプラスαされる明るく優しいアングラ感。この感じ・・・「親地方感」にして「新地方感」。地方の危機が叫ばれる昨今、近未来の地方創成のアンサーになり得る何かしらのヒントが秘められたラジオ番組だと私は思います。ジミーさんのタレントタレントしていないトークもまた番組の魅力です。

【ソウルバー〈ジミ〉】
私は元々「TBSラジオ菊地成孔の粋な夜電波」の「ソウルバー〈菊〉」の放送回を聞いてなんとなくソウルミュージックに興味を持ち、フラフラと「Jimmie Soul Radio」に辿り着いたという経緯もあり、2018年12月27日放送の夜電波オマージュの「ソウルバー〈ジミ〉」はとても印象的で記念碑的な回になりました。巡り合わせの不思議よコンニチワ、そして閉店よサラバ。

【参考】
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【フリートーク
また私が好きなジミーさんのフリートークに、

  • 高校生の頃、徳島のレコード市に原付で行った話
  • LPのジャケットでご飯食べれる話
  • 高松から一人、大阪のニューオリンズミニコミ誌を取り寄せた話

などがあります。私自身、radikoエリアフリー前夜、地方在住でありながら中央のお笑い芸人さんの深夜ラジオを聞きたくて、合法的な越境受信を目指し、あれやこれやと動き回り苦心した雑音リスナー時代を忘れられないで引きずっているものですから、何かしらのカルチャーに触れたくて試行錯誤する人の姿に打ち捨てて置けない琴線が発動してしまうのです。そんな、内なるフェチズムに真摯に向き合う人類の営みに詩情を感じてしまう人などには、特にオススメのラジオなのです。

【了】


↓ 参考・雑音リスナー時代 ↓
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