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田母神俊雄「自らの身は顧みず」読書感想文

ヘイ YOU! 寅治郎トライだYO!

今日も読書感想文イッちゃうYO!

SAY!HO~NE! SAY!HONE! CHECK IT OUT!

【自らの身は顧みず】
2008年に物議を鴨した出来事が当事者の視点で書かれております。出来事の詳細は省きますが、先の戦争の政府見解と違う見解を主旨とした論文を、自衛隊航空幕僚長が執筆して、更に懸賞論文大会みたいなモンに出しちゃったと。んでもって公務員たる者、自衛隊員たる者、が先の戦争についての政府見解と違うことを居酒屋でポロッと言っちゃたとかではなく、論文というある意味、ちゃんとした思想が乗っかる形での言論活動していたのがケシカラン!ということらしい。

興味深いのはあの時は麻生政権で議会がねじれ状態であったこと。更に衆議院任期満了まで1年で、一年の内に必ず解散総選挙がある状態。なので与野党共に、いい条件で選挙をしたかった。相手を一発ブン殴った画を国民に見せてからの選挙を望んでいたのでしょう。選挙で自公が負ければ下野。民主党が勝てば両院を制して政権奪取。つまり与野党共にピリついていたのです、いつもみたくどっちが勝つかほとんどわかるみたいな感じじゃなかったんです。特に参議院を取っている民主党の態度に、前の福田政権での大連立オジャンもあり、「与党が妥協するなら協力的に接する」という芽は無く、与党には超攻撃的だったろうと思われます。そこであの出来事。

何が言いたいかというと、選挙が控えていたので出来事への対応が違ったんではなかということ。与野党共に。参議院は取っているんだから政争の具にした、したい民主党。選挙控えてるし参議院取られてるから幕引きつもりでサッサとクビにした自公(参議院取られてなかったり選挙遠かったらクビにしない収め方もあった?)。出来事の正確な解釈や追及がなく、政党間の都合で対応が決定される、これが政治なのかもね。

出来事以外では、日米安全保障条約という軍事同盟をやっているところの国民なら知っていなければならない、軍事力の基礎知識などわかり安い言葉で書いてあるので、その辺は一読の価値あり。日本に有事があった際、アメリカの若者の血が流れる構造を肯定していて、いざとなったら核兵器までお願いしている立場で「軍事力?何ソレ?おいしいの?」ってワケにはいかんでしょうからね。

これを読めば保守の立場での軍事&外交の問題意識が大体わかるようになっております。そして同時に保守のジレンマも分かると思います。先の戦争に対して言いたいことはある。だがそれを言っちゃうと、今さら欧米とまたケンカすることになっちゃう。一応欧米の協力もあっての戦後の復興でもあるので、それをナシにするのか?簡単に答えはでない。ただできるだけ緻密に、事実を知ろうと思う。あちらさんのことも自分たちのこともね。そして先祖への墓参りを欠かさぬこと。今はそれしかできないYO!

あ、間違った!

「HEY!YOU!」

【了】



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