どうも寅治郎トライです。
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【リストラ芸人 】
この本はHi-Hiの上田浩二郎さんの著作です。相方の岩崎一則さんとの出会いや、芸人のリストラ企画で一度芸人を辞めたていた時期の紆余曲折、そこから2011・THE・MANZAIでファイナリストになるまでのことがアレコレ書かれた本です。
本のタイトルである『リストラ芸人』とは、Hi-Hiさんが若手でダブルモッシュ時代、芸人としてまだスタイルを掴めてない時期に行われたリストラ企画で、無残にもクビを宣告されたことに由来します。リストラ企画前後の内容は、何者になるか、ならずかの若者の青春談としても読むことができます。また90年代の東京の吉本のことが書かれたりしていて、笑いの現場感のわからぬ地方民な私も、劇場界隈の雰囲気を知れました。
読んでみて意外だったのは、上田さんはネタ中「思い付いたことをしゃべる」と言ったりしますが、「思い付いたことをしゃべる」路線に辿り着くまでにも大変な苦労や葛藤があったということ。自分のやり安いようにやっているようでも、その感じをネタにするしない、客の目に敵うのか否か、メディア側が理解できるのか否かなど、いろんな要素が幾重にも複雑に絡みあった苦悩があり、その一つ一つに判断を下してやっと芸として表に出して笑いを生むんだと思いました。
【THE・MANZAI・2011 】
挫折&再起を経て望んだTHE・MANZAI・2011ネタは、スピードとドタバタ感が絶妙に重なりあって、そこに上田さんと岩崎さんの「人」が乗った感じが炸裂していて、それまで無名扱いなのが信じられない出来です。スピードとテンポのいいネタはよくあるけど、Hi-Hiさんのネタはスピードとテンポと内容が上手く嵌まっていて抜群に心地よかったです。
【ラジオ】
THE・MANZAI・2011のファイナリストを経て、1月の単発オールナイトニッポンRを経てスタートしたのが「Hi-HiのオールナイトニッポンZERO」でした。記念すべき「オールナイトニッポンZERO」立ち上げの最初の芸人枠という役目を担ったのがHi-Hiさんなのです。実は当時私は、末筆ながらもハガキ職人活動をやり初めた頃でした。そしてハガキ職人で初めてニッポン放送でネタを呼んでいただけたのが「Hi-HiのオールナイトニッポンZERO」でしたのでHi-Hiさんは個人的に思い入れのある芸人さんです。精悍にはしゃぐ上田さんにポンコツ気味の岩崎さんの抜けた感じが笑えるラジオでした。番組内で披露された上田さんが作った曲「YASEIのさちこ」はちょっとした名曲だったりします。因みに「Hi-HiのオールナイトニッポンZERO」は森脇健児さんも大絶賛しています。
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