寅治郎トライのブログ

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「マシンガンズのネガ⇒ポジ」&「このゴミは収集できません」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

面倒臭ぇ!面倒臭ぇ!ファックス面倒臭ぇ!

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「このゴミは収集できません」
この本はお笑い芸人をしつつも、ゴミ清掃員として働いているマシンガンズ滝沢秀一さんの著作です。読んでみて思ったのは、この人間社会、日の当たっている表の文化行為にだけ民度が現れるのではないということ。ゴミとは人間にとって不要なモノで、今あるものでもちょっと時間が経てばオサラバするのがゴミの宿命。そんなオサラバする対象のモノにどれだけ気を回せるか、オサラバする対象のモノのオサラバ後に一視点、一知恵持てるのか、そこにその人間の文明が現れるのではないか、とこの本は訴えかけます。事件事故を眺めて人間社会の真理に迫るように、ゴミから眺めて人間真理に迫る、そういう本です。

〈漫才〉
マシンガンズさんの漫才は、俗に言う「漫才」ぽい「漫才」ではありません。主に二人でツッコむスタイルなので、マシンガンズさんのネタを見ていると、他の芸人さんのネタよりも強いオラオラ感を感じることができます。乱暴で暴力的、粗野な男のタフな笑いって感じがします。ネタ中は男的なオラオラ感がとても心地良く響きます。

〈ラジオ〉
オラオラ感を軸に、お二人がラジオニッポンでやっている深夜ラジオが「マシンガンズのネガ⇒ポジ」です。

昨今、世相を見渡せば「もちろん男女公平は必要。女性の社会進出も大いに結構。しかしその代わりに、おじさんを攻撃の的にし過ぎちゃいないか?おじさんの功績を無かったことにしちゃいないか?いくたの荒い現場で、泥を舐め、歯を食い縛って、戦い抜いて磨いてきたおじさん達の知見をナメ過ぎではないか?」と私は思います。

そんな、勢力を奪われそうになってもギリギリで踏ん張り憤る、現代の壮年男性を代表しているかのようなトークマシンガンズさんは「ネガ⇒ポジ」内で繰り広げております。壮年男性の呻吟と咆哮、妻帯者故の行き場の無い欲求不満などが番組全編にちりばめられていて「失われた男感の怨念」がエンターテイメント的に昇華されています。

私的には「男なるモノが若年時代に終わりを告げ、壮年時代へと移行する際・移行した際の心境の変化や葛藤」が垣間聞こえるような瞬間がツボです。リアルで生々しくてちょっと怖いけど、とても心に刺さります。

また、荒々しい世界観の芸風を持っているマシンガンズのお二人ですが、実は文芸にも通じていて繊細な一面もあり、フリートークの話題が文豪・中上健次氏にまで及んだりします。ネタの見せ方・見え方は暴力的でも、その根幹の言葉選びに日々苦心している漫才師は、文芸に何か感ずるモノがあるのかもしれません。

とまあマシンガンズさんは、キャリア的にも芸風的にも「若さ」や「華やかさ」や「今風さ」とは違うセンスのラジオ味を「ネガ⇒ポジ」で聞かせてくれます。正に深夜ラジオ然たる深夜ラジオだと私は思うのです。

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

〈了〉
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