「失われたアナル太鼓を求めて〜アナル太鼓の起源〜」

どうも寅治郎トライです。

イッツァ・アナルフル・ワールドッ！

【 アナル太鼓 [あなる-だいこ] 】
2021年02月15日放送のニッポン放送『ファースト・サマー・ウイカのオールナイトニッポンZERO』に、久保ミツロウさん、能町みね子さんがゲスト出演されました。久保さん能町さんはかつて、芸能畑でない所からオールナイトニッポンZERO・1部・ゴールドなどを担当したラジオ界の伝説のお二人です。伝説のラジオヤリ×ンです。02月15日の放送ではトークで、過去の久保さん能町さんのオールナイトニッポン内で生まれた『アナル太鼓』に話題が及ぶも、お二人は『アナル太鼓』が発現したキッカケがわからないということを仰っていました。能町さん曰く「それを思い出そうとすると、なんか脳にどこかモヤがかかる」とのこと。ウイカANNリスナーも調べたがよくわからなかったと。なので今日は、その辺の『アナル太鼓』の起源を、久保さん能町さんのラジオのリスナーであったラフレの私が説明してイキたいと思います。と言っても記憶を頼りに当時の録音した音源を聞くだけですけどね！

【アナル太鼓・爆誕】
言ってしまえば『アナル太鼓』とは『久保能町ANN』のコーナー『ブスは性格がイイ』で生まれました。『ブスは性格がイイ』はリスナーが思い込む世の中の偏見を送り、久保さんが共感する・しないを太鼓を叩いて表現するコーナーでした。そして『アナル太鼓』とはつまり、リスナーの偏見投稿に対して「アナルッ！」と叫びながら叩く太鼓のことです。恐らく初出しは『久保能町ANN』のZERO時代、2012年10月16日放送においてです。リスナーのアナル投稿に対して久保さんが「アナル！アナル！大好き！大好き！アナルゥゥッ！」と太鼓をブッ叩いたのが始まりではないかと思います。当時私はリアルタイムで聞いていました。しかしANNZEROがネットされていない地域に住んでいたため、越境受信で聞いておりました。越境受信なのでノイズまみれだったのですが、ノイズの隙間を縫って響く太鼓のビートに乗って聞こえた「アナル！」の笑いと衝撃は今でも覚えております。

【時を駆けるアナル太鼓】
そんなこんなで多分2012年に生まれた『アナル太鼓が』約10年後、再びニッポン放送に成り響いたことに私は喜びを禁じ得ません。ツイッターの反応を見る限り『アナル太鼓』には、かつてのリスナーにもそうだし、今のウイカANNリスナー層にも届く訴求力があったように思います。ちなみにウイカANNZ直後の番組『あさぼらけ』で、上柳昌彦アナが直前の番組の流れを汲んで『アナル太鼓』と言ったとか言わないとかは、それはまた別の・お・ハ・ナ・ス。ドギツイとんでもワードでもライトに番組をまたぐ感じ、シャレにできる感じ、そんなラジオの感じ、素敵やん。

定年ラジオ

久保ミツロウと能町みね子がオールナイトニッポンやってみた

【了】
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「有吉弘行の SUNDAY NIGHT DREAMER」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ワンカッパーのラジオ感想文です。

【有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER】
こちらは2010年から放送されている、お笑い芸人の有吉弘行さんがDJを務めるラジオ番組です。略して『サンドリ』。もちろん内容は、芸人さんのラジオらしく毒舌・下品・下ネタが大放言されるのですが、なんとこの番組は日曜の20時～21時55分の放送なのです。ど深夜の毒舌・下品・下ネタの番組ってのはあるけれど『サンドリ』の場合は、夜の明るい時間帯(比喩)に結構キワどいワードが飛び交ったりします。なので聞けば、それまでの放送倫理などを破壊するかのようなドライヴ感を感じることができます。これは相当に画期的で、深夜放送でも無く番組をそういうカラーに足らしめているのは、近年の有吉さんの活躍で獲得した知名度と信頼に依るのもの。つまり『サンドリ』は有吉さん自身が積み上げた徳でもって、ラジオの限界を突破し続けている奇蹟の番組だと私は思っています。また世間から有吉さんは毒舌の人と認識されていることが多く、TVなどではツッコミ型の役が多いように思われますが、ラジオではボケボケしていたりしていてその辺も魅力だったりします。

(コカレロをキメて聞くのがサンドリマナー?)

【ゲスナーのエグサ】
そしてもう一つ、番組を支えるのが『ゲスナー』と呼ばれる『サンドリ』のリスナー達の存在があります。『ゲスナー』というだけあって、彼らから送られてくるネタやメッセージはどれも人間の負の側面を設定にしたものばかりですが、何故かそこには不思議と躍動感があったりします。ゲスな事象をゲスな視点で捉えつつも、最後には迫真の面白アート性にまとめる筆の力はまさに職人芸だなと思わされてしまいます。

実は私自身ハガキ職人の真似事をやる癖があったりしたものですから、ネタを少々送ってみた時期がありました。たった一度だけネタを読んで貰えた事がありましたが、あとはさっぱり読まれずでした。やはりゲスナーさんの投稿レヴェルの高さ恐るべし！

↓ 偶然にもノベルティ貰えました ↓

（ありがとうございますッ！）

【個人的神回】
個人的なオススメ回があります。それは2018年05月26日放送の回です。放送で有吉さんが『有吉・愛・弘行』なる平和活動家キャラに扮すると、ゲスナーは即座に反応。「有吉・愛・弘行氏はペニ装束集団と関係があるのか？」とメッセージを送れば有吉さんは「それはペニウェーブ研究所の実行部隊」「するしかないな、ポ○」などと応酬。それなりにセンシティブなワードで瞬間的にゲスナーとの面白掛け合いをやって見せたのが非常に鮮やかで、聞き応えがあったのを覚えています。有吉さんとゲスナーの関係が象徴的に表れた神回だったと思っています。未聴の方は何かの機会に聞いてみてはいかがでしょうか。ピゥッーナゥッス！

コカレロ Cocalero 700ml 29度 ボムグラス2個付き

【了】

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「マシンガンズのネガ⇒ポジ」ラジオ感想文&「このゴミは収集できません」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

面倒臭ぇ！面倒臭ぇ！ファックス面倒臭ぇ！

【このゴミは収集できません 】
この本はお笑い芸人をしつつも、ゴミ清掃員として働いているマシンガンズの滝沢秀一さんの著作です。読んでみて思ったのは、この人間社会、日の当たっている表の文化行為にだけ民度が現れるのではないということ。ゴミとは人間にとって不要なモノで、今あるものでもちょっと時間が経てばオサラバするのがゴミの宿命。そんなオサラバする対象のモノにどれだけ気を回せるか、オサラバする対象のモノのオサラバ後に一視点、一知恵持てるのか、そこにその人間の文明が現れるのではないか、とこの本は訴えかけます。ジャーナリズムが事件事故を眺めて人間社会の真理に迫るように、ゴミから眺めて人間真理に迫る、そういう本です。

【 漫才 】
マシンガンズさんの漫才は、俗に言う「漫才」ぽい「漫才」ではありません。主に二人でツッコむスタイルなので、マシンガンズさんのネタを見ていると、他の芸人さんのネタよりも強いオラオラ感を感じることができます。乱暴で暴力的、粗野な男のタフな笑いって感じがします。ネタ中は男的なオラオラ感がとても心地良く響きます。

【マシンガンズのネガ⇒ポジ】
そしてそんなオラオラ感を軸に、お二人がラジオニッポンでやっている深夜ラジオがラジオ日本「マシンガンズのネガ⇒ポジ」です。
　昨今、世相を見渡せば「もちろん男女公平は必要。女性の社会進出も大いに結構。しかしその代わりに、おじさんを攻撃の的にし過ぎちゃいないか？おじさんの功績を無かったことにしちゃいないか？いくたの荒い現場で、泥を舐め、歯を食い縛って、戦い抜いて磨いてきたおじさん達の知見をナメ過ぎではないか？」と私は思います。
　そんな、勢力を奪われそうになってもギリギリで踏ん張り憤る、現代の壮年男性を代表しているかのようなトークをマシンガンズさんは「ネガ⇒ポジ」内で繰り広げております。壮年男性の呻吟と咆哮、妻帯者故の行き場の無い欲求不満などが番組全編にちりばめられていて「失われた男感の怨念」がエンターテイメント的に昇華されています。
　私的には「男なるモノが若年時代に終わりを告げ、壮年時代へと移行する際・移行した際の心境の変化や葛藤」が垣間聞こえるような瞬間がツボです。リアルで生々しくてちょっと怖いけど、とても心に刺さります。

【文芸と漫才とラジオと】
また、荒々しい世界観の芸風を持っているマシンガンズのお二人ですが、実は文芸にも通じていて繊細な一面もあり、ラジオのフリートークの話題が文豪・中上健次氏にまで及んだりします。ネタの見せ方・見え方は暴力的でも、その根幹の言葉選びに日々苦心している漫才師は、文芸に何か感ずるモノがあるのかもしれません。
　とまあマシンガンズさんは、キャリア的にも芸風的にも「若さ」や「華やかさ」や「今風さ」とは違うセンスのラジオ味を「ネガ⇒ポジ」で聞かせてくれます。正に深夜ラジオ然たる深夜ラジオだと私は思うのです。

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景

【了】

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「ぺこぱのオールナイトニッポンZERO 」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

この世にラジオ感想文があったってひぃぃ♪

【ぺこぱのオールナイトニッポンZERO】
こちらは、2020年04月26日に放送されたラジオ番組で、パーソナリティはお笑い芸人のぺこぱが務めました。週替わりのオールナイトニッポンZERO枠。2019年のM-1のファイナリストでブレイクを果たしたぺこぱのお二人がラジオのフリートークに挑戦しています。ネタでの軽妙なやり取りはそのまま、緊張する様子もなく全編とても流暢なトークで聞き安かったです。冒頭には漫才もしておりました。ネタでは松陰寺さんのキャラに耳目が集まるようですが、ラジオ内のフリートークではしゅうぺいさんの中々にコクのある人間性も掘り下げられていて聞き応えのある内容でした。

【オードリーのオールナイトニッポン】
実は『ぺこぱのANNZ』より先立つ2020年02月22日、ぺこぱは『オードリーのオールナイトニッポン』にゲスト出演をしておりました。こちらの放送も素晴らしく、2019年のM-1に辿り着くまでのぺこぱお二人のあれこれが、笑いあり、感動あり、TAIGAあり、の内容で語られていてTwitterを見る限りラジオファンには相当受け入れられているようです。また、オードリーが売れるまで抱えていた葛藤と、ぺこぱの抱えていた葛藤には似たモノがあったようで、その辺の芸人さんの売れる売れないのリアルな感情の吐露も興味深く聞くことができます。あとTAIGAさんが松陰寺さんの精神的支柱になっている話は他のメディアではカットされるそうなので『オードリーANN』でのTAIGAさんエピソードは貴重なのかもしれません。個人的にはナメてるしゅうぺいさんとちょい恐のTAIGAさんのやり取りは、緊迫感ありつつも爆笑しました。緊張と緩和ってやっぱ面白い！

【局を越えたラジオノリ】
ひょんなことから『ぺこぱのオールナイトニッポンZERO』ではリスナーが切腹を申し出るというノリが発生します。そしてそのノリに活路を見いだしたリスナーは、2020年05月05日放送の文化放送『ぺこぱのラジオ聞いておくんなましーっ』と2020年05月17日放送のTBSラジオ『ぺこぱのこんなラジオも悪くないだろう』でも同様に切腹メールを送りつけ、局を越え、局を跨いでの切腹ノリに発展しました。ぺこぱのお二人もちゃんとそれを拾ってくれて一くだりにしてくれたので、ラジオの遊び心わかってる感に私はホッコリしました。ちなみにこのノリがキッカケでぺこぱのラジオファンの総称が『ハラキリ』になったとかならないとか。
　
そしてそして2020年のANNZ放送から、2021年の『ぺこぱのオールナイトニッポンＸ』2022年の『オールナイトニッポンZERO』のレギュラー放送へと進展するのでありましたとさ。

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【了】

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「岡野陽一のオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文は借金してでも書け！

【岡野陽一のオールナイトニッポンZERO】
こちらの番組は、 2018年06月09日に放送されたラジオ番組です。パーソナリティはピン芸人の岡野陽一さんが務めました。岡野陽一さんと言えば、己のクズギャンブル癖から招いた多重債務という立場を逆手に取って、自らを『踏んでもいい男』『糞虫』『職業・金借り』と名乗り芸風にしている方です。また『岡野陽一のオールナイトニッポンZERO』は、2018年04月07日放送の『お笑い有楽城』で岡野さんが優勝したことで与えられた目録『オールナイトニッポンZEROのパーソナリティが一回だけ担当できる権利』によるもので、『お笑い有楽城』も『オールナイトニッポンZERO』も他の芸人さんにはない岡野さん一流の、人間のダークサイドを『をかしみ』に昇華させたネタやトークが炸裂しています。ブラックジョークがイケる人は楽しめると思います。

【コンプライアンスの時代？】
以前、岡野さんの弟分である空気階段の鈴木もぐらさんが「テレビ出演時スタッフさんから、借金の話はしないでくれと言われた」とラジオで話しておられました。アンモラルギリギリの所に鉱脈を持つお笑いの方は、コンプライアンス重視の現代は受難の時代なのかもしれません。個人的には、頭ごなしに『やってはいけない』の風潮では、客やジャンルは育っていかないのではないのかな、などと思います。岡野陽一さんは『多重債務者』やその他の『クズ人間性』などを切り口にしている方ですが、そういう際どい側面を芸にする多様性を許容できない世の中は悲しいし、芸術作品とかなら人間の暗黒面を描いたモノでも評価されたらするんですから、お笑いだって評価されるべし。とか言いつつも今は多チャンネル時代。コンプライアンスと多チャンネルの関係は注視していきまっしょい。

【岡野陽一とラジオと】
岡野陽一さんとラジオと言えば、準レギュラーの『TBSラジオ空気階段の踊り場』があります。前述の通り岡野さんは鈴木もぐらさんの兄貴分的存在であり、『踊り場』の節目節目に登場しては、面白クズトークを展開しています。

他に2020年05月22日、05月29日、06月05日放送の『マイナビ・ラフターナイト特別編』では岡野さんはゾフィーの上田航平さんと対談を行っています。実は岡野さんは巨匠時代に2回ほどキングオブコントの決勝大会に出演し、R-1グランプリにも決勝進出経験があり、ラフターナイトの決勝大会も複数回出演するなど、ネタ実力者でもあるので対談では意外にもネタについて熱く語っていたりしています。

2019年10月10日放送の『岡副麻希のほくほくたいむ』では、畑違い？の女子アナの番組に出演し『小学生にパチンコを教えるネタ』を披露するなどしていたので、クズを自称しながらも岡野さんは時に、しっかり自分の領分を守るラジオ巧者の側面も見せてくれたりします。

【了】

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「ラブレターズのオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライですピュイ♪

喉もげてもラジオを聞けぇ！

【ラブレターズのオールナイトニッポンZERO】
こちらは2014年04月から2015年03月まで放送されていたラジオ番組で、パーソナリティはお笑い芸人のラブレターズさんが担当されていました。ラブレターズの溜口佑太朗さん、塚本直毅さんはお二人ともプロになる以前からラジオを好んで聞いていたようで、微に入り細に入り、終始ラジオ愛がダダ漏れのなのが番組のトーンになっておりました。単発のオールナイトニッポンを5回もやって、ニッポン放送から何度も試されて「何も肩書きない状態で始まった」ともおっしゃっていましたが、肩書きが無い替わりに剥き出しのラジオ愛はあった、そんなラジオでした。

【ハガキ職人回】
私が印象に残っている回に2014年08月29日放送の『60周年マンがハガキ職人を考える！』のスペシャルウィーク回があります。これに先立つ2014年08月21日、ラブレターズが姉妹番組と一方的に宣言する『ナインティナインのオールナイトニッポン』において番組終了宣言があり、それを受けて『ナインティナインのANN』後のラジオ界を見据えるべく、当初の予定を急遽変更して立ち上がったスペシャルウィーク回でした。内容は時代と共に変容してきたハガキ職人の現代の立ち位置やスタンスに一石投じるモノで、ハガキ職人風な活動をしていた私は心地よくも胸に刺さる、そんな思いを抱きました。ラジオ愛のあるお二人だからこそ、スペシャルウィークで『ハガキ職人』をフィーチャーできたんだと思います。ネタを多めに読むスペシャルウィークは聞いたことがありますが、スペシャルウィークを『ハガキ職人語り』で勝負するなんて聞いたことがありません(多分ネ)。結果は米回だったそうですが、私にとっては神回でした。他にも、

【Don't Stop ラジオ臭】

• ミュージシャンの高松豪氏とバチバチのケ○カをやってみせるとか

• 『ナインティナインのANN』『オードリーのＡＮＮ』との姉妹番組宣言はもちろん、自分達の番組は他局である『TBSラジオ水曜JUNK山里亮太の不毛な議論』の分家であると名乗り始めるとか、

• 現在『オードリーのオールナイトニッポン』で作家をやっているチェ・ひろしさんが関口勇斗名義でこの番組の筆頭ハガキ職人をやっていたとか、

• コントゴーレム・アルコ＆ピースの平子さんが「翼を授ける」と言い、レッドブルで激励されたのにも関わらずキング・オブ・コント2014で大会史上最低得点を叩き出すとか

• エンディングにスタッフロールナレを入れたとか

• 最終回に出待ち何十人と酒飲みに行ったとか

ラジオ臭溢れるエピソードや放送回が多数あります。そしてラジオ愛は今も健在のようで、ラブレターズさんは近年の年末正月のオールナイトニッポン年跨ぎスペシャルに安定して出演しております。クイズボ～イ♪
【了】

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放送作家になりたいラジオリスナーが聞くべきラジオ番組・放送回4選

どうも寅治郎トライです。

ラジオ演者の「ここの作家は無能か！」というツッコミが好きです。

【放送作家】
世の中には、テレビやラジオの番組制作に携わる放送作家という仕事があります。ラジオを聞いているとたまに、パーソナリティが断片的に放送作家さんのあれこれを語るなんてこともありますが、このページでは過去に長尺で放送作家さんをフィーチャーしたラジオ番組と、その放送回を紹介してみようと思います。放送作家の仕事・なり方・実態は時代に沿って流動的なので、なるべく新しい放送回のモノを紹介いたします。放送作家志望の方はここで紹介するラジオを聞くベしッ！ではイクッッッ！

【ラブレターズのオールナイトニッポンZERO】
こちらはお笑い芸人のラブレターズさんがパーソナリティを務めたラジオ番組です。ラブレターズの塚本さん、溜口さん共に素人時代からラジオ好きだったらしく、その経緯から2014年08月29日のスペシャルウィークで『60周年マンがハガキ職人を考える！』という企画をやりました。その日の放送ではハガキ職人から話題がスタートし、放送作家への言及にまで及びます。スペシャルウィークという勝負所で『ハガキ職人』をフォーカスした番組は他に聞いた事がありません。とても貴重な証言に溢れておりまピュイッ！

【空気階段の踊り場】
こちらはお笑い芸人の空気階段がMCを務めるラジオ番組です。この番組では配信でアフタートークがあるのですが、ひょんなことがキッカケで本放送2020年07月25日のアフタートークにおいて、同番組を担当する放送作家の永井ふわふわさんが、放送作家について語っております。SNS時代、YOUTUBE時代の放送作家についても言及されているのでその辺が特に必聴。

【佐藤満春 in 休憩室】
こちらはトイレ博士、世紀末爆笑覇者ラオウ、お笑い芸人(どきどきキャンプ)、放送作家などを務める佐藤満春さんによるラジオ番組です。放送作家志望について2020年04月18日、2020年04月25日の放送回で語っております。佐藤満春さんはオードリーのソウルメイトでありブレーンのような立場を担っており、オードリーのネタ制作、ネタ稽古(ミツ練)、番組などに深く関わっているとされています。番組は『トイレ』を基本設定にしておりますが、トークでは佐藤満春さんが日々の放送作家業について話されることもあるので、上記の放送回に限らず聞いてみると放送作家視点などを知ることができます。

【爆笑問題日曜サンデー】
こちらはお笑い芸人の爆笑問題がMCを務めるラジオ番組です。2019年06月23日に放送作家の藤井青銅さんをゲストに迎えて、放送作家業について語っております。藤井青銅さんは売れっ子になる前のオードリー若林氏の才能を見抜いたと言われる方です。また爆笑問題が若手の頃には、すでに藤井青銅さんは大御所作家だったと言いますから、 ロングスパンでの放送作家業についての知見を共有できるかと思います。
【了】

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「鬼越トマホークのオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文はクリ抜いた大根に詰め込んで取引します。

【鬼越トマホークのオールナイトニッポンZERO】
こちらの番組は、2020年05月23日、2020年07月11日、2021年01月01日(霜降りANNZ代打)、2021年05月22日の深夜3時5時、2022年08月13日、に放送された週代わりの単発オールナイトニッポンZEROで、パーソナリティはお笑い芸人の鬼越トマホークが担当しました。ラジオは冒頭から際どいワードが飛び出すなど終始、悪口、暴露、業界批判、闇社会、反社などスリルに溢れてオラオラした漢臭のする内容で、全編通して聞き応えがありました。またエピソードは、タガが外れた中にも情の感ずるモノばかりでヒヤヒヤしつつもちゃんと戻ってこれる、そんなトークだったと思います。

ちなみに2020年05月の放送分は、2020年03月28日放送のニッポン放送・日本音楽事業者協会主宰の、若手お笑いラジオスター発掘番組『決戦！お笑い有楽城』での優勝特典としての放送で、その時の『お笑い有楽町城』で鬼越トマホークは2ラウンドをトークで戦うのですが、1ラウンドでついたダブルスコアを2ラウンド目で逆転する劇的な優勝でした。芸人らしいボケボケな結婚式の話が面白かったです。

【やっぱり暴力が面白い】
昨今、世の中が色々と洗練されてきたのかルールやコンプライアンス重視の風潮が大勢だし、誰も傷付けない笑いの台頭などもありますが、私はやはり時に暴力的で乱暴なお笑いに魅力を感じたりします。もちろん地下に潜れば激ヤバい人達はいらっしゃるでしょうが、今の鬼越トマホークの反社路線の基準だったら地上波で耐えうる世の中であって欲しい。暴力的な笑いの芽を摘まないリテラシーも世の中には必要だべさぁッ！

【意外とラジオに縁がある？】
鬼越トマホークは、27時間テレビで暴走した爆笑問題の太田さんの首を絞めたことがキッカケで2019年11月19日『TBSラジオ・火曜JUNK爆笑問題カーボーイ』に出演を果たします。その時の爆笑問題とのトークがラジオファンでは好評でしたし、金野さんはオードリーの春日さんの弟子筋に当たり、春日さんも金野さんパラダイスさん交えて脱出ゲームに行ったり、金野さんのご実家の居酒屋に行ったりのことを、2018年01月20日、11月17日の『オードリーのオールナイトニッポン 』のトークで話していました。また2020年06月27日の『TBSラジオ空気階段の踊り場』のアフタートークでは、もぐらさんの結婚祝いを坂井さんが『御霊前』の袋で渡したエピソードが披露されるなど、鬼越トマホークのお二人は「ラジオを聞いてこなかった」と発言されていますが、実は現代のラジオスターと陰に陽に縁があるんではないかな、と私は思いました。なのでここはそんな縁起を担いで、ぜひともラジオをレギュラーで聞いてみたい。発言が危険なら、今流行りのお笑いラジオアプリGERAなどの配信系でなんとかならないかなぁ、と思うのでした。

【了】

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「水溜りボンドのオールナイトニッポンZERO」ラジオ感想文

ハイ、どうも寅治郎トライです。

お願いします！
えじょーね、頑張っていきましょう。
寅治郎です。トライです。
お願いします！

【水溜りボンドのオールナイトニッポンZERO】
こちらは2020年04月にスタートした、水溜りボンドがパーソナリティを務める冠ラジオ番組です。水溜まりボンドは、ツイッターのフォロワー数１３５・１１４万人以上、チャンネル登録者数４３０万人以上を擁し、若者を中心に多くの人々に支持されているYouTuberで、そのYouTuberでの人気を引っ提げ、鳴り物入りでオールナイトニッポンZEROレギュラーの座を獲得しました。俗に言うTV芸能とは違う所から人気を博す二人がラジオに参入したということで、YouTubeのファン層とラジオのファン層はぶつかり合って反発し合うのか？それとも打ち解け合って何か新しいネクストワンを作れるのか？オールナイトニッポンZEROの未知数チャレンジン・グギャンブル枠を担っています。

【お笑いへのリスペクト】
実を言うと、私はそれまでYouTuberに明るい人間ではなかったため、お二人のことをよく分かっていませんでした。なので前番組を担当されている岡村隆史さん(木曜深夜時代)が水溜りボンドの二人に「チェーンソー」いじりをしている様子を聞いて「水溜りボンドANNZは若者の攻撃性をギンギンにたぎらせたオラついたラジオをになるのかなぁ」などと思っておりました。しかし番組が始まりお二人のトークを聞くと、お笑いを見て育ったとか、かつてお笑い芸人を目指していたとかで、お笑いへのリスペクト溢れる語り口が多く、お笑いラジオ好きの私は構えることなくスッと聞くことができました。今では水溜まりボンドの動画も見させていただくようになりました。

【コジツケ都市伝説】
トークでおっしゃっていたのですが、ラジオ史に残る伝説の『99のオールナイトニッポン・2部』が始まった日にカンタさんはこの世に生まれたそうです。そして時は流れ2020年、後番組という巡り合わせで、水溜りボンドは伝説の『99のオールナイトニッポン』が新たに生まれ変わった瞬間を目の当たりにしています。また岡村さん結婚発表の会のラジオに花束を持って祝福出演も果たしました。つまり水溜りボンドは『99のオールナイトニッポン』の誕生・復活・節目に運命的に関与していることになります。更に『水溜りボンドのANN』第8回、第9回放送で、トミーさんとYOUTUBERしゅーじまんとの関係がギクシャクしているのが表面化すると、その流れから2020年5月29日放送の『三四郎のオールナイトニッポン』において、スーパーパワーワード
『とみちんランド』が生まれました。ということで水溜りボンドと『9』の数字は何かしらのオカルト関係にあるのではないでしょうか？ていうお話。

(とみちんランド非公認アート写真w)

クイック・ジャパン142

【了】

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NACK5「松井咲子の気になる子さん」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

見たい！行きたい！ラジオ感想文書きたい！！

【松井咲子の気になる子さん 】
こちらはNACK5で放送されている、元AKB48にして、ピアニストであり、芸能界ピアノNo1の腕前を持つ松井咲子さんがMCの、今『気になってる事』を掘り下げていくラジオ番組です。2018年04月にスタートした『気になる子さん』は、当初はNACK5のラジオ番組『NUTTY RADIO SHOW THE 魂 水曜日』の番組内番組で約10分間の放送でしたが、2020年04月から30分へ拡大。放送時間も水曜深夜0時～になりました。水曜の深夜ということで、赤坂のビッグボスの番組『水曜JU×K山×亮太の不毛×議論』との何かしらのコラボがあるのでしょうか？私はその辺も『気になる子さん』です。

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【見たい！行きたい！話したい！！】
NACK5の本拠地が埼玉県で、咲子さん自身ご出身が埼玉県、というご縁があるようで、咲子さんは2014年04月～2017年12月の間にもNACK5でラジオ番組をやっていました。『見たい！行きたい！話したい！！』という番組名で、『今の旬をチェック』する番組でした。自分語りになって恐縮ですが、実は私は2017年10月放送の『見たい！行きたい！話したい！！』WEBライターゲスト回の放送を聞いて、WEBでなにかしらの文章を書いてみることに興味を持ったのでした。そしてそこからのすったもんだを経て、現在のブログ活動につながっております。有難きご縁。

【まっ昼間の12時に♥♥♥】
更に、実は私は『見たい！聞きたい！話したい！！』にメール投稿などもしておりました。それでもって私は当時(今も)、芸人さんのAMの深夜ラジオに心酔していたため、ちょっとだけ♥♥♥に聞こえるラジオネームを使っていました。『見たい！聞きたい！話したい！！』はFMでお昼12時の放送であったため、その辺を考慮して、ラジオネームを変えて送ったりもしていたのですが、ある時「ありのままの♥♥♥なラジオネームで勝負して見よう！」と決意し投稿させてもらった所、なんと読んでいただけました！ちょっと♥♥♥なラジオネームもちゃんとお昼に読んでいただけました。♥♥♥なラジオネームでも、分け隔てなくリスナーの投稿を受け止めてくれた咲子さんのラジオ愛、NO検閲だったNACK5さんの懐の深さに、とても感動したのでした。
↓

(投稿が読まれて残暑お見舞いをいただきました！ありがとうございました！)

【あなたのお耳の恋人】
また咲子さんは、普段から芸人さんの深夜ラジオを聞いておられるようです。私が知っている範囲では不毛リスナー、クソガール、バナナムーンリスナー、リトルトゥース。だから咲子さんのラジオ番組は全て、かわいらしい優しさに包まれているんだなぁと思うのです。

呼吸するピアノ CD Ver.

【了】

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「水曜JUNK 松井咲子の不毛な議論」

どうも寅治郎トライです。

Hになるにつれて硬くなるのは、鉛筆です。

今日は深夜ラジオに於いて不思議な存在感を放ち続ける松井咲子さんにフォーカスしてみたいと思います。私が松井咲子さんを知るキッカケになったのは、やはり2012年の『水曜JUNK山里亮太の不毛な議論』への出演でした。

山里さんは2019年の結婚を期に、カッコいいとか、好感度がイイなどの評価を受けていますが、2012年頃はまだブ×イク芸の評価が高かった風に思います(言葉の魔術師っぷりは今と変わらず)。またアイドルヲタクを公言し、AKB48への発言なども多く「AKBファンから疎まれてて、ライブ会場へ向かう道すがら腹にパンチされたよ」みたいなことをラジオでジョーク混じりに話していました。

そんな最中『不毛な議論』に「AKB48のメンバーで『不毛な議論』の実況をしている娘がいる？」という噂が飛び込んできます。その噂の渦中のAKBメンバーが松井咲子さんだったのです。咲子さんは、自身のお笑い好き&ラジオ好きの感性でもって、番組黎明期に『不毛な議論』の面白さに辿り着いていた、ということになります。

それをキッカケに咲子さんは『不毛な議論』に出演を重ねます。しかも最初はアイドル・清楚ピアノキャラということでカワイイ扱いされていましたが、次第に山里さんやリスナーからイジられてゆくのです。肩甲骨、背中、どっち向いてんだ、ピアノ背面弾き、ラジオヤリ×ン・・・しかし咲子さんは果敢にも出演の度に、いじりに対し上手に受け、かわし、いなし、山里さんと軽妙なトークの掛け合いをやってみせました。魑魅魍魎、阿鼻叫喚、なんでもござれの深夜1時3時、芸人さんのやるJUNKに単身乗り込むアイドルが見せて(聞かせて)くれた立ち回りは見事でした。

咲子さんと山里さんの関係は、芸能界の先輩後輩であったり、アイドルと芸人、アイドルとドルヲタであったり、リスナーとパーソナリティーであったり、様々な立場の違いを持ちますが、その根底の共通項にはバラエティや深夜ラジオへの愛と理解があって、互いにイジリ・イジられを仕掛ける様は、優しくてカワイらしくて面白い、そんな聞き心地をリスナーに与えてくれました。

私が特にお二人を萌え萌えしく感じたのは、共演ではありませんが、2014・05・07の放送です。実はその年の04月から『AKB48のオールナイトニッポン』が水曜日の1時3時へ移動して、AKB48のメンバーである咲子さんは真裏の『不毛な議論』にはホイホイと尻軽く出演できない状態になっていました。

2014・05・07の『AKB48のオールナイトニッポン』は番組が時間移動してから初の咲子さん登場回でしたので、つまり、不毛な議論ファミリーが、これまで骨肉の争いを繰り広げてきたJUNKとオールナイトニッポンの敵見方に別れ、同時間帯で相撃つという巡り合わせです。

『AKB48のオールナイトニッポン』では咲子さんが他メンバーから山里いじりをされ、『不毛な議論』では終始、山里さんがブス声で咲子さんを真似て見せるという、ライバル番組でありつつも二人の関係性を上手く笑いにし合っていて、それが同じ時間で生放送されるなんて、強く萌え～を感じたのでありました。

そして萌え萌えは続きます。2016・08・13にNHK-FMで放送の『松井咲子のクラシックはじめました。』です。この番組では山里さんと咲子さんが共演を果たすのですが『不毛な議論』とはゲストホストが逆での座具みでした。咲子さんがホストで山里さんがゲストになっても、お二人の掛け合いは健在でした。ゲストホストが変わっても、局が変わっても、面白が変わらない二人、素敵やん。深夜ラジオの絆、萌えるやん。

↓　咲子さんがラジオを語っています　↓

新 お笑いラジオの時間 (綜合ムック)

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漫才とは「万(よろづ)の才」なり

ハイどうも寅治郎トライです。

今日はですね『漫才』について考えたフリだけでもしてからね、帰ってやろうと思ってるんですけれども！

【ぺこぱの衝撃】
2019年末に開催された『M-1 2019』は、ほぼ無名のミルクボーイが『M-1史上最高得点』を叩き出すことで、優勝候補筆頭の和牛やかまいたちを上回り劇的な優勝を飾る、ということで大いに話題になりました。知っている方も多いと思います。しかしお笑いファンは『ミルクボーイの衝撃』をビクンビクン感受していながらも、もう一つ『ぺこぱの衝撃』を感じ取っていたのではないかと思われます。『ぺこぱの衝撃』とは「ミルクボーイ同様、M-1 2019の決勝に行ってそこで勝ってファイナステージに進出した」ということではなく(もちろんそれもスゴいですが)、ぺこぱの漫才の型を指します。ぺこぱの漫才の型は、審査員の松本人志氏がM-1放送時発した『ノリツっこまない漫才』と言われ、それまで全く無かった型として評されました。ミルクボーイの型もあまりなかったように見られていますが、どちらかといえば俗に言う正統派漫才に属する感じはします。それに対してぺこぱの漫才は突然変異的で、革新度が強かった、ということです。

【オードリーの衝撃】
実は上記のような事象が過去のM-1にもありました。M-1 2008です。この年のM-1でファイルラウンドに進出したのは、ノンスタイル、ナイツ、オードリーでした。正統派漫才型のノンスタイル&ナイツに対して、明らかに型が変則的なオードリーという構図です。オードリーの型は『ズレ漫才』と呼ばれています。正統派を目指したけど、上手くいかなくて、正統派とは違う路線をやっていった結果『ズレ漫才』を編み出したというのが経緯だそうです。その辺の革新・変則の漫才を踏まえて2020年02月22日『オードリーのオールナイトニッポン』を聞くととても深い感銘を受けます。オードリーがホストのラジオ番組に、ゲストとしてぺこぱ(とTAIGAさん)が登場し、自分達が辿り着いたちょっと変わった漫才について語り合っています。

【漫才は万(よろづ)の才】
ぺこぱ、オードリーはM-1のファイナリストになったので、世間のより見え安い舞台で革新・変則の漫才をキメて見せたということになりますが、ちゃんと言うと、二組以外にも革新・変則の路線を追求してきた芸人さんはたくさんいらっしゃいます。私見を述べれば、漫才ってそもそも普通じゃない言語空間を目指しているんだから、革新・変則に溢れていてイイじゃないかな、なんて思っています。かつて2015年02月19日『ウーマンラッシュアワーのオールナイトニッポンZERO』にゲスト出演した際ナイツの土屋さんが、内海桂子師匠から「漫才は『万(よろづ)』の『才』能だから、いろんな芸を入れるのが漫才」と日々言われているというエピソードを披露していました。革新や変則へ通ずる考え方として、レジェンドである内海桂子師匠の言葉はとても示唆的だなと思いました。また正統派と目されるナイツによる変則への理解としてもとても興味深い。

BRUTUS(ブルータス) 2016年 11/15 号 [漫才ブルータス]

【了】

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STVラジオ「船守さちこのスーパーランキング」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

その時刻は、11時11分。

【船守さちこのスーパーランキング】
この番組は1994年～1999年の間に、北海道のSTVラジオで放送されていた夜の帯番組で、当時の北海道の中高生に向けての音楽を中心に練られたラジオ番組でした。略して『スパラン』。この番組の目玉は、STVラジオに寄せられた電話やハガキやFAXによる曲のリクエストと、札幌市内のレンタルショップのCDレンタルの動向などから集計されるシングルCDランキングの発表でした。独自の集計によるモノなので、ランキングの結果は中央の音楽番組のソレとはちょっと異なり、ローカル色が出るのが特徴です。パーソナリティーには船守さちこさんの他、STVアナウンサーの福永俊介さんも参加されておられました。

【越境受信】
『すると貴様は北海道出身なのか？』と言われそうですが、実は私は北海道出身ではありません。北海道には一度もイッたことがありません。しかし私は『スパランリスナー』だったのです。どういうことかと言うと、私は当時本州のとある田舎に住んでいた中高生でした。本州の田舎は夜になると、昼間は絶対に入らない遠方の中波のラジオ電波が多少入り安くなるという現象が起きるのです。その現象を利用して『スパラン』を聞いていたのです。ただ、夜に電波が入り安いからと言って、必ずしもノイズレスなイイ状態の音質を保証するものではなく、基本うっすらとノイジーで、日によってはグロノイジーで聞くに耐えない電波状況の日もあったりしました。また当時は幼く、Radikoはおろか遠方受信型のラジオの知識や存在すらも知り得る余地もなく、普通のノーマルなラジオで越境受信をしていたことになります。ネットを漁ると、私以外でも越境受信でスパランを聞いていた方はいらっしゃるようで「岡山県で聞いていた」なんていう記述を見つけたりもしました。遥かなり越境受信！

【掛け合いトークの原体験】
地理的にトンデモな距離があったり、お世辞にもイイとは言えない音質の環境の中、それでも『スパラン』を聞いていたのはやはり、音楽の力、パーソナリティーの語りの力に魅了されていたからだ思います。個人史的には『スパラン』を聞いてた頃から何年も経った後のradikoのエリアフリー前夜、私はお笑い芸人さんの深夜ラジオにド嵌まりしてまいます。そしてその深夜ラジオ趣味は現在も継続中です。そんな今の自分のラジオ感受性につながる、掛け合いトークの面白さや楽しさを知る原体験になったのはやはり『スパラン』の船守さちこさんと福永俊介さんのトークだったのではないか、と今にして思います。なので『スパラン』は私に取って大切な思い出のラジオ番組なのであります。ちなみに今現在、当時のスパランを録音した断片的な尺の音源があるのでたまに聞いてみますと、今聞いても凄くいい。ですが福永さん、中高生向けの番組なのにけっこうな下ネタをブチ込んでいます。それを上手にいなす船守さんムチャ面白い！ちなみに歌人・小説家の加藤千恵さんもスパランリスナー。リクエスト投稿して『スパラン下敷き』を貰ったらしいです(旭川ッショイ！)。

【北海道×ラジオ】
更に私は、北海道から越境受信で『スパラン』を聞いていたばかりではなく、深夜ラジオ好きになってからradikoエリアフリーが始まるまで『オールナイトニッポンR・ZERO』などを聞くのに、本州からSTVラジオを受信して聞かせて貰っていました。なので私は『北海道×ラジオ』の組み合わせに不思議な縁と感謝を抱いていたりもしています。

【了】

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「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文・・・だった・・・よね？

【くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン】
この番組はは2005年07月から2008年12月まで放送されていました。実は私は『くりぃむしちゅーのANN』を聞いて、深夜ラジオに開眼し『芸人ラジオは一言一句聞かなくてはならないマインド』になった者なので『くりぃむしちゅーのANN』には特別な尊崇の念を持っています。くりぃむしちゅーの掛け合いがただただ楽しくて、毎週吸い込まれるように聞き入っていました。今でもこの番組を好きだったと発言するタレントさんやツイッターユーザーを見かけますので、やはりあの時代、他のラジオ番組ではあり得ない、普通じゃない、異常な面白の磁場が発生していたんだと思います。

【大甲橋が聖地に？】
『くりぃむANN』の鉄板トークといえばやはり、熊本にある大甲橋での上田さんが野×ソした話があげられます。「先行ってっからな！」と啖呵を切って自転車で先を急いだと思ったら大甲橋で野×ソしていた、というだけの話なのに、深夜ラジオという空間とくりぃむしちゅーのトーク力とが相まって、信じられないくらい面白かったのをおぼえています。また済々黌ラグビー部のトークなどもリスナーに相当反響があったようで、今現在もツイッターなどでは、済々黌高校や大甲橋に行くことが聖地巡礼的な扱いになっていて、写真をアップしてるのを度々見かけます。私もいつか行ってみたいです。

【復活】
2008年12月の深夜、最終回エンディングに大量の出待ちをニッポン放送に呼び寄せて大団円で終了した『くりぃむしちゅーのANN』でしたが、2016年06月・2016年12月・2017年05月・2018年08月・2020年09月にそれぞれ一度ずつ復活を遂げています。レギュラー放送終了当時、私は一時『くりぃむANN』ロスのような気分に陥っていたくらいでしたから、復活はとても嬉しかったです。そして何よりお二人のトークが変わってなかったし、リスナーも変わってなかったのがなんともホッコリしました。ちょっとくらい時間経っても色褪せない深夜ラジオとリスナー達。まさに『俺はお前らを誇らしげに思うッ！』的な心境になりました。

【夢で逢えたら】
『くりぃむしちゅーのANN』のEDテーマに銀杏BOYZの『夢で逢えたら』という曲があります。とてもいい曲で、今聞いても懐かしさと切なさで胸がグシャグシャになり『くりぃむしちゅーのANN』の名場面がフラッシュバックします。実はこの曲、2019年11月28日の『TBSラジオ空気階段の踊り場』のライヴイベント『大踊り場』において、サプライズ出演をした峯田和伸さんのアコギ弾き語りにて披露されました。そしてその模様は2019年12月13日の『踊り場』にて放送されております。やはりライヴにはラジオファンが多数いたようで『夢で逢えたら』が象徴する何かをしっかりと分かっているような会場の反応に思えました。私自身、時を越え、局を越え、番組を越えてラジオから流れてきた『夢で逢えたら』に感動を禁じ得ませんでした。

夢で逢えたら

くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン 番組オフィシャルブック

【了】

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村上春樹「村上RADIO」ラジオ感想文

どうも寅治郎トライです。

ラジオ感想文？あるいは。

【村上RADIO】
このラジオ番組は、作家・村上春樹さんがDJを担当するラジオ番組です。東京FM系列。こちらは珍しい放送間隔で、俗に言う毎週放送の形態ではありません。2018年08月から2ヶ月に1度(時に2度)、スペシャルウィークに合わせての放送になります。また『村上RADIO』本放送はおおむね日曜日なのですが、本放送がある直前の週には『村上RADIO・プレスペシャル』と題した事前・番宣番組や前回の再放送などが東京FM内であります。そちらもチェックすると、本放送をより楽しめたり、前回の放送で収まり切らなかった村上さんの肉声が聞けたりします。マニアの方には垂涎の狂喜乱舞音源かも！？

【トーク】
過去に私自身、読書癖こじらせ時代なんて時期がありましたものですから、もちろん『ハルキスト』『ハルキ信者』という感じにはなり得ませんでしたが、何作か作品を読ませて貰った思い出もあります。好きな作品もあります。そんな状況下、個人的に大好きなラジオというメディアに村上さんが出演ということで興味を持ち、聞くようになりました。聞いてみたら『結構ラジオラジオしていて楽しめたなぁ』というのが印象でした。元々、素の人間性をおいそれとメディアに出す人では無い印象があったし、人間嫌い説も聞いたことがあったし、80年代からずっと時代の寵児的な人でもあったので『不機嫌かますのかな？』とも思っていたのですが、それとは逆に、優しくてリスナーへのサービス精神もしっかりあるトークが心地良かったです。またご自身の音楽への造詣の深さとFMラジオが相まった空間の中にも、しっかりと『物事への問い』を忘れないトークを展開させるのは、さすが作家だなと思いました。

【ラジオとの親和性】
私的な意見を述べさせていただけば、村上春樹作品では『政治なるモノから自由でいる人物』『中央なるモノから距離を取っている態度』がキャラクターや作風になっていることが多いように思います。またジャズやポップスやロックは基本的に大衆音楽で自由や変化を志向するもの、そしてそれらを流すラジオ。つまり村上文学や村上春樹なるモノは、ラジオと親和性が高いのでは、と思いました。

【村上JAM】
私が個人的に好きな放送回に2019月08月25日・09月01日放送の、お客さんを入れての公開収録をした『村上JAM』回があります。村上さんに共鳴した選りすぐりのミュージシャンの演奏や、村上作品の朗読などが中心の内容です。お客さんは村上さんのファンなので終始雰囲気は暖かく、緩～い遊びな感じがgoodでした。村上さんが求めた近代的自我の一つの帰結を見たとか見ないとか。

風の歌を聴け (講談社文庫)

【了】

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