どうも寅治郎トライです。
ラジオ感想文だぞタコ、コラ!
【長州力のオールナイトニッポンR】
こちらの番組は、2015年08月22日にオールナイトニッポンRで放送されたラジオ番組です。ノンフィクション作家の田崎健太氏が執筆した『真説・長州力 1951-2015』という本の販促イベントの一つとして企画されたようです。もちろん長州さんは当時まだ現役でしたし、タレント活動もしてましたが喋りのプロというワケではないし、滑舌的にも?なので、番組はアナウンサーの上柳昌彦氏と前述の田崎健太氏が長州さんにインタビューする、という形式で構成されました。
【プロレスとANN】
あのプロレスラーの長州力がオールナイトニッポン?と思う方もいらっしゃるでしょうが、あの長州力さんのオールナイトニッポンです。かつてはNOAHの三沢光晴さん、近年はCHAOS、オカダカヅチカさんなどがオールナイトニッポンをやったことがあります。オールナイトニッポンのような深夜番組では、パーソナリティによってプロレス話をトークにすることもあるので、実はニッポン放送とプロレスはそれなりに親和性があるのです。
【プロとは?】
番組で長州さんは、生い立ち、学生時代、新日本入門、藤波辰爾論、佐山聡論、噛ませ犬発言、アントニオ猪木論、プロレス論などを語っております。どの話にも、深い思考と哲学があるのには驚きました。長州さんのプロレスのスタイルは超攻撃的なので、これほどまでに繊細な内面でプロレスをやっていたとはとても意外でした。中でも『競技』と『プロ』であることの違いに悩み苦しんだ若手時代の話は印象的です。試合中は『対戦相手ではなく、客と戦う』が一つのご自身の考えなんだとか。
もちろんシリアスなプロレス語りだけではなく「あの時代パンチパーマが主流だった!」というトンデモ時代認識を披露するなど、今のツイッター人気に繋がる片鱗も番組では聞くことができました。
↓ 貴重なパンチ?パーマ時代 ↓
【功績】
私が個人的に長州さんの功績だなと思うのは、新日本、全日本を跨いで日本のマット界を揺るがしたフロンティアスピリッツです。長州さん自身が全日本勢力と戦い、それなりのインパクトを残したことが、その後の天龍陣営が新日本でやり合うなどの伏流になったのかなと思います。長州力vsジャンボ鶴田、長州力vs天龍源一郎、天龍源一郎vsアントニオ猪木、などは長州さんの原動力あってこそ実現した、あの時代のファン垂涎の夢とロマンだったのです。あと長州力vs大仁田厚、長州力vs安生洋二などの異次元対決など実現させたのも私的には萌え功績だと思うのです。
- 作者:田崎 健太
- 発売日: 2018/07/20
- メディア: 文庫
【了】
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