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松田賢弥「影の権力者 内閣官房長官 菅義偉」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

読書感想文 機密費を使って飲み食いしたい!
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【影の権力者 内閣官房長官 菅義偉
こちらはジャーナリストの松田賢弥さんによる2015年の著作です。安倍政権で官房長官をしていた菅義偉氏の半生に迫ったノンフィクション作品です。政治家・菅義偉氏の生い立ちから政界進出、いくたの紆余曲折を経ての官房長官職での辣腕ぶりなどが記されております。松田賢弥さんは反小沢一郎的ジャーナリストでも有名な方で、本中盤では豊富な反小沢一郎知見を使って、小沢一郎氏と菅義偉氏を比較することで菅氏の政治スタンスに迫る箇所もあったりします。総じて本書は全編、親菅義偉感の強い読み心地になっているというのが印象です。

【大勢には張らない】
本を読んで思ったのは、菅義偉氏は独特な勝負勘と勝負眼を持っている人なんだなぁということ。1998年の自民党総裁選では大勢ではない、しかも本人自身躊躇していたのにも関わらず梶山静六氏を説得してまで出馬させて応援したり、2000年の加藤の乱では、趨勢が決していても加藤氏に「内閣不信任案投票の本会議に出席した方がいい」と進言したり、2012年の自民党総裁選では当時第一次政権の負のイメージが強かった安倍氏を応援し決選投票まで持ち込んで見事、逆転勝利に導いたりと結構キワキワの勝負をこれまでしてきたようです。勝ち馬やポストや多数ではなく『人』を見ての判断なのでしょうか。もちろん負けもありますが、絶妙なラインを攻める胆力がある人なんだなぁと思いました。
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【名官房長官
日本の戦後の歴代政権で名官房長官と言われる方々がいらっしゃいます。中曽根内閣の後藤田正晴氏や、森内閣野中広務氏などです。恐らく安倍政権を7年間も陰に陽に支えたワケですから、菅氏も名官房長官と言われるだろうと私は思います。名官房長官は大体が『自分は総理の補佐役である』というマインドの元、仕えた総理が引くとなると自分も一旦引くようですが、いろんな背景もあり菅氏はなんと総理大臣になられました。ちゃんとした定義的に政権のNO2とは幹事長を指すのか、官房長官を指すのか、副総理を指すのかはわかりませんが『NO2がトップになると碌な事がない説』を言う人もいます。そんな俗説を頭に入れつつ、名官房長官は名総理になれるのか、名官房長官上がりの総理はどんな名官房長官が指命するのか、菅政権にはそんな見方もあるのかなぁなんて思っています。

【了】


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