寅治郎トライのブログ

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手嶋龍一・佐藤優「知の武装~救国のインテリジェンス~」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

政治で言うNSCは、お笑い芸人養成所ではありません。

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【知の武装~救国のインテリジェンス~】
こちらは外交ジャーナリストの手嶋龍一さんと、元外務省主任分析官で作家の佐藤優の対談形式の著作です。2012年~2013年辺りに起きた政治の出来事をインテリジェンス視点で語りつつ、各国の情報機関の特色なんかにも言及をしている内容になっております。

【現代の情報士官・スノーデン】
2013年のインテリジェンス史では、やはりエドワード・スノーデン氏の話題があります。「アメリカは他国の情報を非合法的に盗んでいる!」という暴露でスターダム?にのしあがったスノーデン氏ですが『まあ、だろうな』『やっぱな』って感じですかね。軍事力を肯定している国でしっかりとした情報機関のある国は、どんなに正義面しても程度の差はあれ、時に非合法な情報収集をしているのでしょう。怖いがこれが世界のリアルなんでしょうかねぇ。まあ小市民はハ×ンチ行為やお下劣写真の投稿を控えるくらいしかできないけど。しかし非合法をやってでも情報を得ても、間違う時は間違う、それがインテリジェンスの世界。『09・11の同時多発テロ』を見抜けなかったこと『イラク大量破壊兵器あると言ったのに無かった』ことなどが失態例としてあります。『非合法もやる』『不確かな側面がある』『それでも情報が欲しい』という国家の欲望、半端ねぇ。

【明治時代の情報士官】
また本では、スノーデン氏を話題にしつつも、日露戦争前後で活躍した明治の気骨溢れる情報士官のことが触れられております(触れ幅、広ッ!)。柴五郎氏、石光真清氏、明石元二郎氏などのエピソードが語られています。日露戦争では日本は勝利しましたが、普通に考えれば当時の大日本帝国ロシア帝国とでは、国力に大分差があったので日本は勝てるワケありませんでした。しかし!上記のような情報士官の方々がロシア帝国に潜り込み、ロシアの機密情報を巧みに入手したり、ロシアの不満分子を盛り上げたりしたお陰で、ロシア帝国に勝てたということだそうです。教科書的には、勝てたのは局地戦だったからとか、借金しまくって軍にカネかけたからとか、ロシアはいずれアメリカとの戦争を仮定していて力を温存したくて本気出さなかったとか、があげられます。情報士官の活躍は裏仕事のようなモノなので、あまり教科書には載らないでしょうから、本書は一読の価値ありかと思います。

【了】


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