どうも寅治郎トライです。
反省と展望と野望。
【自然農で自然薯?】
2023年はライフワークである自然薯栽培を自然農風にやってみようと突発的に思い立った。本来自然農は元肥はしないのだけれど、私は畑に元肥を施してから自然農風にやることを思い立ったので完璧な自然農とはいきませんでしたがまあ結果、入門的にはそれでもよかったかな、なんて思っております。と言っても、芋類は収穫時には結局掘り返すので自然農で言う所の『不耕起』は最初から無理なんですね。つまり、やってみると自分の所の条件・環境に寄っては完璧な自然農は無理って側面があるな、ってことです。それでも自然農を志すのなら、コンセプト至上主義にならぬよう是々非々のスタンスや何かしらの工夫か妥協が必要かも。そんな視点から自然農の感想を記します。
【草マルチ】
自然農と言えばやっぱりこれ。草マルチは初めてやりました。効果はどうか?まずシーズン通して畝の範囲内の雑草繁茂はしっかり抑止できた感じはありました。なので畝内の栄養が雑草に取られるなんてことがほとんど無く、自然薯に行ってくれたんではなかろうか?畝の周辺に生えるそんなに邪魔な量じゃないんだけどなんとなく毟りたくなる雑草なども、毟って無駄にせず草マルチにポイッ!するエコ感はよかった。
夏場だったでしょうか、草マルチをかき分けて土を見るとよくわからん小さな虫やダニのような生物が行ったり来たりしていて「これ大丈夫?芋食われてない?病気になってない?」とも思いましたが大丈夫。ちゃんと収穫できましたので、虫は土を柔らかくしフンや死骸で栄養になってくれたんでしょうね。また土が団粒構造にもなっていたようでしたので虫達の活躍はあった!ひいては草マルチの効果はあったと思うのです。
草マルチをめくると、
団粒構造!(たぶん)
【日光】
草マルチの他に自然を使わせて頂くとしたら当たり前ですが太陽。葉が陽の光を浴びて養分を作り出し芋に送る。私の自然薯をやっている畑はやや日当たりが悪い。できる限り日当たりのいい位置を確保すべく、来年はあれこれ整備したいなと思いました。誰しもが日を遮るモノのない、日当たりのいい平原で畑をやれるワケでは無いでしょうから、少しでも日当たりのために位置をズラしたり、周辺の木を切ったりするのもある意味での自然農なのかな。
【複数年栽培?】
自然農はそもそも大収量を望むやり方では無い、らしい。作物の出来はそこそこだが自然の摂理を使わせて頂いて環境に優しく作らせて貰う、それが大体の自然農の考え方。高品質で大収量を目指すなら肥料&農薬をガンガンに多様すべし。しかし!幸か不幸か、自然薯は複数年栽培が可能。ある年できた自然薯が小ぶりならそれを来年の種芋にできるのです。そして概ね前年よりは大きく育つ傾向があるのが自然薯。それは自然薯の性質、言うなれば自然の摂理なのでその辺を自然農の手法の一つとして解釈し活用していけば、自然薯に関して言えば自然農でも収量アップは目指せるかも?もちろん時間がかかったり、保管のノウハウやそこに割く各種リソースが必要ですがね。
と、まあこんなことを考えてみた自然農一年生でございました。
【了】
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