寅治郎トライのラジオブログ

   ~ All My Writing Is A Gas♪ Gas♪ Gas♪ ~

柔道「柔よく剛を制す」の研究 2021

どうも寅治郎トライです。

試合で猫だましをしたら審判に激怒されました。
f:id:tradgellow_try:20210519023343j:plain
【令和2年 全日本選手権
2020年12月26日に令和初の男子柔道全日本選手権が行われました。2020年はコロナウィルスが猛威を振るった初年度で、東京五輪も延期、各種イベントも中止&延期に追い込まれることが多く「これからスポーツ界、柔道界はどうなってしまうのか」と誰しもが思った年だったと思います。しかし不安もありつつ、手探りではあるが前に進むことを望んだ柔道界は、延期していた全日本選手権開催を決断。大会は、羽賀龍之介選手の優勝で幕を閉じたのでした。無観客や無声援、スタッフの人数制限、除菌環境の徹底という柔道以外の部分で異常な緊張感を強いられた令和2年の全日本選手権ですが、柔道ファンには明るい話題もありました。それは全日本選手権という無差別級の大会の中、81キロ級の佐々木健士選手が八面六臂の活躍を見せてくれたことです。正に『柔よく剛を制する』そんなシーンが何度もありました。そこでこの記事では、令和2年全日本選手権の佐々木選手の活躍を参考に、改めて『柔よく剛を制する』の戦略を考えてみようと思います。
f:id:tradgellow_try:20210519023411j:plain
【片手組手の技】
まずインパクトがあったのは、4回戦の王子谷選手戦で見せた一本背負いと、小内巻込ですね。大柄な選手はパワーがあるので、ちゃんと組まれては怪力で持っていかれてしまうということは間々あります。しかし怪力の多くは、両手でちゃんと持った場合に発揮されますから、片手で持ってる状態なら耐えられない程の怪力にはなり得ないと考えます。そこで片手組手系の技が重量級の相手には有効なパターンがあるように思います。こんなことを言うと「片手系は奇襲臭くてスカン。柔道は組み合わなくてはならないのだ!」と言う方もいるかもわかりませんが、そこはまあルールで決まられた範囲内ってことで。日々の練習で組み合う柔道もちゃんとやって、柔道的な感性を養ってるからこそかかる奇襲技なんですからどうか穏便に。


f:id:tradgellow_try:20210519023445j:plain
【寝技決着】
元々寝技を得意とする佐々木選手。立ち技からの寝技の移行スピードが速い!2回戦の対垣田恭平選手戦でのネルソン決めは電光石火。佐々木選手自身インタビューで「立ち技からの寝技の移行は常に意識している」旨のことを仰っていました。ということで、自分に自信のある『勝負寝技』がある人ならば、捨て身技を偽装し敢えて寝技に引き込んでの寝技決着による『柔よく剛を制する』もありかと思います。ある意味の連絡技って解釈でどうか穏便に。「偽装なんてケシカラン!」という方もいるでしょうが、戦略の本質なんてものは、演技か化かし合だったりするんで、勝ちに拘るならやってもいいかなと私は思います。ただ連発すると臭いんで、偽装はほどほどにとは思いますけどね。
f:id:tradgellow_try:20210519023531j:plain
【防御的組手】
制限時間内攻め続けるのは大変でしょうから防御面も考える。敢えてケンカ四つになってみる。ケンカ四つは捌き方によっては防御的に振る舞うこともできます。なので防御で時間を稼いで、体力消耗を防ぎつ、攻め所を見極めるために頭を冷やす時間とする、なんてどうでしょうか?また両袖を持つ組み手をすれば相手は攻めれなくなりますから、こちらが攻撃的なフリをしつつ防御にもなるのです。力の勝る対重量級には、こんなヤらしい手法もありかも!?

以上、身勝手な私見もありますが『柔よく剛を制する』の研究でした。まあ全ての戦略は現場での何かしらの変数でオジャンになるってのもどうかお忘れなく。

【了】



↓ こちらもどうか ↓
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com