寅治郎トライのラジオブログ

   ~ All My Writing Is A Gas♪ Gas♪ Gas♪ ~

【柔道】全日本選手権についての私的駄文

どうも寅治郎トライです。

脇固めと蟹挟みと足車を練習中です。
f:id:tradgellow_try:20210521200224j:plain
【柔道・全日本選手権
柔道の全日本選手権とは、年に一度行われる体重無差別の柔道の大会になります。この全日本選手権はあくまで日本国内での大会で、優勝しても世界選手権覇者になれるわけでもなく、五輪メダリストになれるわけでもありません。しかし何故か日本の柔道ファンは全日本選手権が大好き♥出場選手はおおむね100キロを越える重量級選手が多いのですが、歴史的には何度か中量級の選手が優勝したり、優勝せずとも重量級相手に素晴らしい試合をするなどあって、その辺が大会自体の魅力になっているようです。もちろん世界選手権代表選考大会、五輪代表選考大会を兼ねることあるのですが、わたしの見立てでは「無差別だから誰でも来やがれ、何でも来やがれ」感が人の心に刺さり、世界的な序列ウンヌンカンヌンよりも、大衆の「今」感、柔道ファンの「今」の盛り上がりが全日本選手権の熱を作っているのだと思います。ちなみに男子全日本選手権を『天皇杯』、女子全日本選手権を『皇后杯』と言ったりもします。

f:id:tradgellow_try:20210521200406j:plain
【伝説】
記憶に残っている全日本選手権の大会は?と言われれば、恐らく多くの人が1990年大会、1994年大会を上げると思います。当時中量級的であった、古賀稔彦選手(1990)、吉田秀彦選手(1994)が重量級選手を倒し、それぞれ決勝戦まで勝ち上がり、死闘を演じてみせてくれたのです。古賀選手の決勝の相手は、当時の重量級のエース小川直也選手。古賀選手と小川選手は同い年で当時すでに世界チャンピオン同士だったそうですから、不思議で運命的な邂逅に神秘性があったりします。


f:id:tradgellow_try:20210521200439j:plain
また古賀選手の講堂学舎・高校時代の後輩の、吉田秀彦選手は、1994年大会で大会5連覇中の小川選手に準決勝で勝つという、大金星を上げたりもしつつ、決勝では対戦相手の金野潤選手から強烈な脇固めを喰らったり、蟹挟み合戦を仕掛けたり、ガン飛ばし合ったりと、普段見れないような信じられない攻防をやってみせてくれました。それらは多くの柔道ファンの脳裏に焼き付いています。正に何が起こるかわからないのが全日本選手権の醍醐味。古賀選手・吉田選手の例は特に象徴的ですが、他の年の大会もよ~く見ると胸アツ試合が多数あったりします。

f:id:tradgellow_try:20210521200501j:plain
全日本選手権箱根駅伝 !?】
私は陸上や駅伝には全く縁の無い人生を送って来て、そちら側を語れる知見などはありませんが、ただ正月の箱根駅伝の盛り上がりにはとても興味深いものを感じています。年に一度、沿道に多くの人々が駆け付けて応援しますよね?人々の中には子供やお年寄りの方もいて、箱根駅伝は必ずしも『陸上ど真ん中』の方々にだけに響いているのではないということ。そしてそのような熱は、柔道にはあり得ないのだろうかと思ったりしてます。近年全日本選手権には、何やら推薦枠を増やして軽中量級のスター選手も出場し安い試みもあったりするそうです。もちろんそれも一案、一般層への訴求力を持つには、それ以外色んな改革や試行錯誤は必要でしょうが、全日本選手権は、体重無差別というある意味分かり安いロマンを秘めているので、箱根駅伝同様、年に一度くらい一般層を巻き込んで盛り上がれる下地はあるんではないかと私は考えております。過去のレジェンド達のレガシーを活用したり、外国人選手特別招待枠があったり、新しいメディア戦略など柔軟にやっていくことで、柔道界の活性化&ボトムアップに繋げられる、そんな令和の新しい全日本選手権、求むッ!

f:id:tradgellow_try:20210521202644j:plain
(ガンを飛ば…いや、本当は大スキ。あたしも♥)

【了】


↓ こちらもどうか ↓
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com