寅治郎トライのブログ

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宮崎学「地下経済~この国を動かしている本当のカネの流れ~」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

カネにひれ伏したいけどそんな話が降ってきた事は一度もない!

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地下経済~この国を動かしている本当のカネの流れ~】
こちらは作家・宮崎学さんの著作です。宮崎さんはヤ×ザの息子として生まれて土建屋・地上屋などもやっていた方だそうです。アウトロー的な世界も経験しているので、その利点を生かして裏視点・表視点を行ったり来たりして、政界・財界・官界のおカネを巡るあれこれをこの本で語っております。かつてはグリコ森永事件の犯人に仕立て上げられた方でもありますから、世間の胡散臭い側面を見抜く鋭さが光る本でもあります。因みにこちらは2002年の発売なのでリーマンショックアベノミクス、アフターコロナなどの視点は含まれておりません。主に日本の90年代くらいまでの経済を、生々しいトーンで言及しております。どうかそのつもりで。


【カネを渇望するエライ人達】
組織は本来『目的達成』を効率的に行うため、成立するモノ。しかし時に組織の一部の者は『目的達成』を忘れた行動を取ったりします。それは人よりお勉強して『エライ』と呼ばれる方々の組織にもある傾向で、本来国民の幸福を目指す政界・財界・官界の方々も『目的達成』を忘れた行為をしている、と本では喝破されております。『目的達成』を忘れて何をしているかというと、エライ立場を利用して税金を使ったり庶民を巻き込んだりしての『グレーなカネ儲け』だそうです。『グレーな』という所がポイントで、政界・財界・官界に蔓延る『国民のためにはなっていないが違法とは言い切れない』感じのカネ儲けのやり口が多数紹介されています 。直ちに糾弾できない構造を持った狡猾なやつです。結局ルールや立場をいじれる側がおいしい思いできるんだそうな。


【グレーで地下で裏】
本ではその手の『政界・財界・官界の立場を悪用してカネ儲けをするなど卑しい!』と批判する一方で『カネの扱いや運営とはそもそもグレー的で地下的で裏的になるものである』とも結んでいます。私はこの結びには一面の真理があると思います。エライ方々が際どいやり口をしているが、それでは庶民は完全完璧に清潔なのだろうか?と思うのです。今は庶民は自身の経済活動を清潔と自負するだろうが、時代の趨勢で違う視点が多数派になれば、今の価値観も『グレーで地下で裏』に見えてくるのではないか?時代の多数派に守られいるから認識し辛いだけで、今やってることは本質的に『グレーで地下で裏』の可能性もあるのではないか?など、改めてカネと人間の関係を問うキッカケになる本だと思いました。

【了】

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