寅治郎トライのラジオブログ

   ~ All My Writing Is A Gas♪ Gas♪ Gas♪ ~

安倍晋三の政治手法

どうも寅治郎トライです。

この分析は非常識にジューシーだ。

安倍晋三
氏は2022年に銃撃されることで亡くなられました。安倍氏は元首相の祖父を持ち、また父親も国会議員だったり、更に自分が首相になった時には憲政史上もっとも長い政権を運営し、また2回も総理大臣になったりと、政界に様々なインパクトを残しこの世を去りました。そこで今回はそんな安倍氏の政治手腕をあれこれ考察してみようと思います。主に第二期安倍政権の考察になります。


【行政を支配】
内閣とは行政を司る集団。官庁省庁などのトップに立つのが各大臣。それを更に統括するのが総理大臣。各大臣や総理大臣に仕えるのが役人の皆様、という構造。よく『役人は出世が命』と言ったしますが、安倍氏はそこに目を付け『内閣人事局』成るものを作ったりしました。それまで省庁の内部の理屈で役人の出世が決まることが多かったらしいのですが、『内閣人事局』ができてからは政治家が役人の出世を決めれるようになったと言われています。つまり「役人よ、出世したければ安倍の路線を実現するように動きなさい」ということが以前より明確になったということ。基本的に役人は時の政権のため尽力をするモノではありますが、現実はさにあらず。これまでは多くの役人は時の政権のために尽くしてきましたが、一部は「今の総理は自分より学歴が下なので指示に従いたくない」とか役人に都合の悪い法案には通さないよう働きかけるなどがあり、その辺を正すために『内閣人事局』が作られた模様。そういうワケで、役人がより時の総理大臣に対して忠実に働くようになった、それはつまり『総理大臣がより行政を支配した状態となった』と私は解釈しています。




【マスコミをプチ支配】
安倍氏が思う政策を通すようにあれこれするのはもちろん、行政≒役人はメディア・マスコミにも顔が利くでしょうから、完全ではないにしても、安倍氏が何かしらのヘマをしても報道のトーンを行政≒役人が多少いじれたんじゃないかなと、私は想像しています。つまり安倍が何となく上手くやれていたように見えたのは、安倍自身が選んだ官僚の役人達がマスコミを多少操作して、安倍氏がヘマをしても安倍が傷付かないよう取り繕ってくれたから。安倍氏が役人を選んでやったんだから安倍自身が役人には「助けろ」と圧力をかけ安く、官僚側も出世させて貰ったんだから圧力を受け安かった。
 もちろんマスコミは民間企業なので完全支配は無理で政権の中期・後期にはモリカケだの桜の会などの報道も出てきましたし、安倍氏が亡くなってからは圧力が掛からなくなって、役人の中の反安倍みたいな人が動き安くなって五輪スキャンダルなど出てきたのではないだろうか?


【立法を支配】
更に安倍は統一教会票などで自民議員の多くも味方にさせていた。特に清和会などが統一教会から票を得ていたらしい。清和会議員の当落を握り生殺与奪を握っていたことになる。清和会は当時の与党第一党の第一派閥。与党第一党の第一派閥とは立法の中心。また、基本的に選挙の公認候補や党の役職なども安倍氏の一存でどうにでもなったでしょうからね。その辺も踏まえるとは安倍氏は概ね『立法を支配していた』という言い方ができるのではないでしょうか。

【総括】
よく政治界隈では『独裁者は立法と行政をグリップできる議院内閣制で生まれ安い』と言われますね。ヒトラーしかり、ムッソリーニしかり。そこにそのまま安倍政権を当て嵌めるのは乱暴ですが『安倍政権は上手く行政と立法を支配した、だから存在感を持つことができた』と言えるのではないでしょうか。総理大臣はなるだけでも大変なのに、総理大臣になっただけではダメで、総理大臣になってからは更に立法やら行政マスコミなども支配していかないと、自分の思う通りの政権運営など中々できない、つーこっちゃ。

【了】



↓ こちらもどうか ↓
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com
www.tradgellow.com