寅治郎トライのラジオブログ

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【体験談】コンビニでアルバイト店員やってみたッ!vol.4/コンプレックスおじさん

どうも寅治郎トライてす。

コンビニのおじさん&おじぃさん客のハプニング事です。


【コンプレックスおじさん】
ある日酔っ払ったおじさんがコンビニに来店されました。その方は酔っ払ったせいでご自分の心の何かが発動しちゃったのか、従業員の私にクダを巻いてきました。私は割とお客さんと世間話をする方でしたので軽く話を聞いていると、おじさんの発言のほとんどは愚痴で「俺はかつて警官になるための公務員試験を受けたが、身長が基準に満たなくて不合格だったんだぞ!」と見ず知らずのコンビニ店員の私にコンプレックスを告白しながら凄んできました。いい年のおじさんがコンビニの中心でコンプレックス叫んで、それの相手をするのはけっこうキツかったです。コンプレックス自体は誰にでもあるから仕方ないですが、人生で早目に折り合いをつけて置かないと、いつか周りの人が迷惑するハレーションに発展すんだな、と勉強になりました。おじさんは最後、私に「携帯番号を教えろ、そしたら帰る」としつこく言ってきました。私はさっさと帰って欲しかったので「080」から始まる番号を、従来の携帯電話の番号の桁数よりも増やして嘘の数字をメモに書いて渡してやりました。それでおじさんは帰り、それ以来おじさんは姿を見せませんでした。酔っ払いなんてそんなモンよッ!







【硬直おじぃさん】
あるおじぃさんが自転車でタバコを買いにこられました。タバコの会計を済ませ、いざ帰らんとするその時、そのおじぃさんが立ったまま急に動けなくなってしまいました。意識はあります。聞けば何かのご病気でまれにですが、急に発作的に足腰が硬直してしまうことがあるんだそうな。ご病気は仕方のないことなんですが、レジの前から一歩も動けないってのは従業員的にはちょっと困った話なので、私が手を取りほんの数ミリずつズラすような感じで数分かけて出入口まで誘導することになりました。誘導する過程で「どうやって帰宅するか?」とおじぃさんと話して、タクシーを呼ぶことになりました。タクシーは呼んですぐ来てくれたのですが、事情を説明するとタクシーの運転手は「病人は乗せられん!」という決まり事を盾に乗車を拒否。どこかへ行ってしまいました。どうしようか迷っていたら、おじぃさんの家族が自家用車で迎えに来てくれておじぃさんは無事帰宅となりました。自転車は置き去り。家族の方の話しだと、外出する時は家族同伴でするそうなんですが、気分がいいと勝手に出歩くとの事でした。もちろん「自転車を漕いでる最中に発作になったら大惨事じゃねーか!」と心の中でツッコミました。あとタクシーが病気の人を乗せないのは最適化社会故のリスクヘッジかなんかなんでしょうか。最適化だけでは救われないケースもあるのよね、と思うであった。

【vol.5へ続く】
どうですか皆さん、コンビニで働きたくて人の頭ブッ叩きたくなったでしょ?ではまた。



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