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水野和夫「金融大崩壊~『アメリカ金融帝国』の終焉~」読書感想文

どうも寅治郎トライです。

読書感想文を証券化します。
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【金融大崩壊 ~「アメリカ金融帝国」の終焉~】
この本はエコノミスト水野和夫さんによる著作です。テレビなどにも出演されたりしている方です。2008年のアメリカ発の金融危機リーマンショックの詳細とそれにいたる経緯などをメインに、リーマンショック後の世界経済などを分析している本です。全体的にアメリカの新自由主義に懐疑的なトーンが貫かれてる筆致となっております。

【1995年の強いドル政策】
本では、リーマンショックを生んだ一因として、1995年クリントン政権による強いドル政策を指摘しております。それまでドル安調をよしとしていたアメリカ経済が、真逆のドル高を志向するようになったと言います。その心は『ドル高で世界中からお金を集めて、そのお金で投資して、貿易赤字分を上回るぐらい儲ける』という意図だったらしい。そういうあり方を『アメリカ金融帝国』と比喩しております。結局は、一国の経済政策として登場した1995年の強いドル政策は、投機スジの主導が目立つ、極めて作為的で投資銀行的で、実態経済や米国民生活を無視した一方的なやり方だったそうで、この路線が最終的に、2008年のリーマンショックにつながったそうです。
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【マネーの暴走?】
『お金無しで人生をやっていくよりも、お金を上手に使っていった人生の方が結果、人間は人間の質や能力をブーストさせた状態に持っていける』と改めて定義されずとも、人類は何千年も前から、適度にお金を肯定した生き方をしております。しかし時に人間は、過剰にお金を肯定してしまう瞬間があります。その心理が、バブル経済リーマンショックなどを引き起こしたりすのだろうう、と本を読んで思いました。当事、リーマンショックを指して『マネーの暴走』『資本主義の暴走』とよく言われてるのを目にしました。もちろん、マネーが!資本主義が!という言い方は正しいのでしょうが、私は『人間の暴走でもある』と思ったりもしています。マネーも資本主義も、物質であったり思想だったりするので、暴走したのはそれらを運用した人間であることを忘れてはなりません。今現在の人間のポテンシャルを極端に越えたお金への執着は、人様を巻き込んだ不幸を招くのでしょう。あくまでカネの運用は♪たのしく楽たのしく~やさしくね~♪が原則なのでしょう。90年代のアメリカの経済政策に、90年代の日本の大衆音楽の一節を当ててみました。

たのしく たのしく やさしくね

たのしく たのしく やさしくね

  • アーティスト:華原朋美
  • 発売日: 1997/09/18
  • メディア: CD

【了】


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