寅治郎トライのブログ

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元アルバイト店員のコンビニ体験談・小話集☆vol.17☆ラストダンスは私に☆

どうも寅治郎トライです。

♪ But,don't forget who's looking at you last~♪

【終了宣言、予兆アリ】
ある日、 いつもは来ないはずの時間帯に店長がコンビニにやって来て「 このコンビニは現体制での存続が難しくなったので、 一ヶ月後に閉店する」という内容が従業員に告げられました。 私がお世話になっていたコンビニが何か特別悪さしたから終了というわけではなく、 そのコンビニグループが地域一帯で別のコンビニグループに買収されるのが決定された、ということでした。まあ実を言うと、社員さんからうっすらそれっぽい噂は聞いていましたし、 店内の修理改装などはいつも同じ業者さんがやるのに、 ちょっと前に見たことない業者さんが店にやってきて間取りをあれこれ調べていった、なんてこともあったので私的には「 まあそういうことなんだろうな」と思うだけでした。

【ラストダンスは私に】
店長からの終了宣言のその場では「最終営業日と、 最終営業日に向けてどういう内容でやっていくか、 主力従業員で残留を希望する者は面接を受けること、 店長もコンビニ業は続けるが自身は別の場所で再スタートする」 などが言及されました。更に数日後詳細な日程が決まります。 201×年03月某日の朝09時を目処に営業は完全終了、 店内を軽く片付けて、従業員も完全撤収。 そんな予定が組まれました。 その時期私は深夜シフト要員だったため、 そういう経緯からそのコンビニの最後の夜も私がお店に出る、 ということになりました。 終了当日の09時までの朝の営業などは片付けも含むため、 実質前の晩くらいまでが客の出入のあるコンビニとしての最後の姿であり、つまりは、 私はそのコンビニの最後の姿を見届ける巡り合わせを頂いた、 ということになります。
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限りなく透明に近いブルー
営業終了を何日も前からお客様にアナウンスしていて、 店内の商品を半額にするなどしていたため、 最終日に向けて商品棚はスカスカになっていきました。 そんな寂しい雰囲気の中、私の最後の勤務がスタートしました。 常連さんが駆けつけてくれて、 これまでの労をねぎらう優しい声をかけていただくなんてこともありましたが、やはりお客さんは少なめ。 いつも通り深夜ラジオを録り終える時間帯には、 コンビニの空気が全く動かなくなりました。 そんなしんみりした店内を見回し、 これまでのコンビニでのあれこれを思い出しつつ感慨に耽りました 。 そしてこのコンビニの最後の姿を写真に収めることをひらめきます 。このブログ『元アルバイト店員のコンビニ体験談・小話集』 で使われたコンビニの写真は全て、 このコンビニの最終日の写真なのです。 そんな思い出としての写真を店内で撮っておりましたら、 外が明かるくなり始め「中だけじゃなくて、外観の写真も撮ろう」 と思い立ちます。そして外に出てみると、 そこには限りなく透明に近いブルーに染まった空間が空まで広がっておりました。ちょっとだけ星も見えました。 そんな夜明けの始まりの一瞬だけ輝くような青い色、 ごく短い青の輝きを写真に収めて私は戻り、 終了の時を待つのでした。
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【了】

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