寅治郎トライのブログ

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元アルバイト店員のコンビニ体験談・小話集・vol.15・3月11日のこと。

どうも寅治郎トライです。

3・11のことを書きました。

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【来震】
2011年も、私はアルバイト生活をしていたので、コンビニ店員として03月11日の東日本大震災を向かえました。私の住んでいる地域や、私の勤務しているコンビニ辺りでは甚大な被害はありませんでしたが、地震の揺れはこれまでの人生で体験したどの地震よりも一番強烈なモノでした。当時私は、住んでいた所からすぐ近くのコンビニに勤務していたので、当日は『昼2時半に起床して、適当に身支度をして、2時50分に住んでる所を出発して3時にはコンビニに着き、勤務開始』のような予定でした。2時半ごろ目覚め寝床でボーッとしていると、モノ凄い揺れに見舞われたのを覚えています。「ただごとじゃないな」思いつつコンビニに向かうと、コンビニ内もパニック状態でした。地震一発で、コンビニの周辺地域一体が停電になったので、不安からかご近所の住民の皆様が、食料や水を買うために一斉にコンビニに来店していたのです。出勤してすぐにレジに行き、お客様の対応に加わりました。その時点で私は、ニュースなどには全く触れることのできる状況ではなかったにも関わらず、普段では絶対に見ることのない数のお客さんの往来とレジへの行列から、事態の深刻さをそれなりに感じ取っていました。

【閉店業務】
夕方5時くらいに、それまで停電のため予備電源で動いていたレジからも「そろそろ限界だ」とアナウンスされました。まるでSF映画の宇宙船モノで「艦内の空気があと5分で切れる」とモニターで告げられるようなあの感じ。周辺は薄暗くなりつつあるのに、停電故に店内の照明はつかず、レジの予備電源での明かりだけがついている、私の見たことのない異様な風景がコンビニに広がっていました。携帯電話で店長と連絡を取り今後の対応の指示を仰ぐと「本社の社員が回って経過を確認しにくるが、店長はすぐコンビニに来れないので、店を閉め切り、寅治郎トライがコンビニに残り社員を待ち、経過報告してくれ」とのことでした。ちょっと寒さの残る季節だったので、私は一旦家に帰り、毛布と小型ミュージックプレイヤーを持って再びコンビニに戻りました。5時半くらいにはレジは落電し、店の全カーテンを下ろし、入り口に鍵をかける閉店作業を行うのですが「そういやコンビニ勤務をしてから店を閉じる作業ってしたことないから新鮮な感覚だな、コンビニだから当たり前だけど」と薄暗い店内の中、不思議な感慨を覚えながら作業をしました。
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【ひたすら待機イン・ザ・ダーク】
他の従業員は皆帰り夕方6時、そこから私は一人、コンビニに籠城し社員さんを待ちます。日は落ちて、外も店内も真っ暗闇!なんか夜の教室に閉じ込められたように、ひんやりとした不気味な感じでした。店内では椅子に座り、ミュージックプレイヤーに入れていた『ナインティナインのオールナイトニッポン』を聞きながら、売れ残っていたサラミを食べて(後日会計!)ひたすら待ちます。社員さんを待っている間も、周辺住民の人がやって来ては、締め切ったコンビニの入り口をガチャガチャドンドンとします。しかも、音でわかるのですがコンビニの建物周りを歩き周り覗いたりしているのです。店内も暗いし、外も暗いのがわかってるハズなのに、何をする気なのか!締め切ってはいても、暗がりの中、入り口をガチャガチャドンドンとされ、周辺をウロウロされるのは、中に居る人間にとっては結構な恐怖体験でした。そんなチラチラ見える人影に恐怖を感じつつもただ黙ってやり過ごしていると、やっと社員さんが来てくれました。そして経過を説明。程なくして店長も来て、明日以降の打ち合わせをし店長と交代し、私は家路に着くのでした。以上、珍客とか珍エピソードとかはないですけど、03・11のことは記しておきたいと思います。そんなコンビニ店員レポでした。

【了】

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